くらし情報『斬新で楽しい、大盛り上がりの1人チェロ・パフォーマンス』

斬新で楽しい、大盛り上がりの1人チェロ・パフォーマンス

吉川よしひろ

吉川よしひろ


たったひとり、立ったままでチェロを演奏する。チェロだがクラシックの演奏会ではない。会場を埋めた観客は大喜びで、掛け声を飛ばす、手拍子する、一緒に歌う。チェロ1本で音楽を自在に操り、客席を大いに盛り上がらせ楽しませる。これが、独自の音楽性を追求してきたチェリスト・吉川よしひろによる“1人チェロ・パフォーマンス”だ。

吉川よしひろ(vc) チケット情報

「チェロ=クラシック、じゃなくて、チェロ=自由、なんです」。吉川は生まれつき片耳に聴覚障害があり、そのハンディキャップを補うため独特の演奏スタイルを編み出した。演奏会では、ジャズ・ヒーリング・民族音楽などを融合したオリジナル曲をはじめ、幅広いジャンルの曲を披露。
また、演奏活動に加え、ハンディを題材にした講演依頼も多い。今後はコンサートの新たな展開を目指す彼が、これまでの活動から学んだ生き方とは?

最初はコントラバス奏者としてスタートしたが、片耳が不自由なためアンサンブル編成では自分の音が聞こえず、いじめられた学生時代。「じゃあ、耳が半分しか聞こえない人は、音楽やっちゃいけないの?」と発奮。30代半ばからチェロも演奏、ジャズチェリストとして活動し、50歳で単身渡米。

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