くらし情報『退団の北翔海莉「これに出合うために宝塚に入った」』

退団の北翔海莉「これに出合うために宝塚に入った」

北翔海莉 撮影:三上富之

北翔海莉 撮影:三上富之


1998年の初舞台以来、数々の名演を残し『桜華に舞え』『ロマンス!!』で宝塚歌劇団を退団する星組トップスター・北翔海莉(ほくしょう・かいり)。稀代の実力派エンターテイナーがラストステージに挑む心境を本人に聞いた。

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「この作品に出合うために宝塚歌劇団に入ったのだと思える台本でした」。北翔が語ると重みがある。明治維新の立役者のひとりで、西郷隆盛と共に西南戦争へと身を投じた薩摩藩士、桐野利秋の生き様を描く『桜華に舞え』。演出家・齋藤吉正が、入団時の試験で提出した作品がベースだという。「愛する者のために命を賭ける精神や忠誠心、義などがテーマで、私が一番演じたいと思うような役でした」。“人斬り半次郎”という異名を持つ剣豪でありながら、「敵にも立派な侍だったと敬意を払う愛情深さがあった。
それらをしっかり立ち回りでも表現したい」と話す。

稽古開始前に2日間鹿児島へ行き、桐野と同じ示現流(じげんりゅう)の道場で学んだ。「相手のエリアに瞬時に入り逃げ場なく追い詰めるという流派で、正直驚きました。精神統一のために笛を吹いて自分をコントロールするそう。

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