くらし情報『ヨーロッパ企画が見せるおっさんとテクノロジーの関係』

ヨーロッパ企画が見せるおっさんとテクノロジーの関係

しかも、それとやりとりするのは大阪のおっさんたち。京都の劇団ながら関西弁を使う芝居を作るのは初めてとあって、石田は「関西弁のリズム感とかテンポが面白いと言ってもらえた」そうだ。本多も、「新喜劇みたいだって言ってくれる人もいて、今回は本当にみんなで群像劇をやってる感じがする」と楽しそうに話す。

確かに、テクノロジーにどう反応し、どう生活していくのかを見せるのがこの芝居の肝。劇団員たちはもちろんのこと、福田転球、金丸慎太郎、福田理子といった客演陣も含め、個性もワチャワチャ感も出るそれぞれのリアクションが笑いを誘う。そんな観客の反応から、「これまで企画性の部分をストイックにやってきたんですけど、今回からはその骨の部分にいよいよ物語という肉をつけていくというか。新しいステップにいけている気がするんです」と上田は自負。石田が「再来年の20周年に向けてここからどんどん盛り上がりたい」と言えば、「劇団を続けていけばいくほどできることが増えていくので楽しみ」と本多も言う。
実はロボットのデザインは角田貴志、メカ部分は酒井善史と、劇団員が担当。劇団の総合力を見せつける作品にもなっている。劇団だから作れる芝居が、そして、ヨーロッパ企画だから見せられる世界がそこにある。

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