キャラメルボックスが伊坂幸太郎の人気作『ゴールデンスランバー』を舞台化!
左から、成井豊、畑中智行撮影:山田和幸
今年結成31年目を迎え、これまでも小説作品の舞台化を数多く手がけているキャラメルボックスが、初の伊坂幸太郎作品に挑むこととなった。『ゴールデンスランバー』は2010年には映画化もされた人気作。脚本・演出を手がける成井豊は「初めて読んだときから舞台化したいと思っていた」という。
キャラメルボックス『ゴールデンスランバー』チケット情報
「小説を読んで『面白い!』と思うと、『舞台でやりたい!』と反射的に思ってしまうんですけど、この小説もそう。魅力はやはりストーリーの面白さですよね。伊坂さんの作品はそれまでもずっと読んでいましたが、それを上回る強烈なストーリーだった」(成井)
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇を描いたこの作品。主演・青柳役を演じるのは劇団員・畑中智行だ。「もともと伊坂作品のファンだったし『自分の劇団で舞台化できる』ということが単純にすごく嬉しいです」(畑中)
原作はかなりのボリュームがある長編小説だが、実は描かれているのは約2日間の物語。
成井がこの物語の「スピード感」を大切にするために今回考えているのは、あえての“原点回帰”だという。