2017年1月11日 17:35
アリス=紗良・オット、ウルバンスキとの息の合ったベートーヴェン
アリス=紗良・オット(c)masato moriyama
毎年著名なオーケストラや演奏家を招いて行われる「東芝グランドコンサート」。2017年は、ドイツと日本の血を引き、国際舞台で幅広く活躍しているピアニスト、アリス=紗良・オットが登場する。
幼いころ、どうしてもピアノが習いたいと両親に直訴し、5歳のときに「ピアニストになる」と決意。それ以来、人気と実力を兼ね備えたアーティストに成長した今に至るまで、ひとときもピアノと離れることはない。
そんな彼女は、モデルのような体型で、エキゾチックな容貌の持ち主。ステージには裸足で登場してくるような超個性派だ。
3月に開催の「東芝グランドコンサート2017」では、いまもっとも勢いのある指揮者のひとりとして注目を集めているクシシュトフ・ウルバンスキが指揮するNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)と共演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏する。
「クシシュトフ(・ウルバンスキ)には6~7年前に初めて出会い、意気投合しました。
指揮者ですから、もちろん見識があり、作品全体を俯瞰する能力に長けているわけですが、ソリストとしての私の意見にもしっかり耳を傾けてくれます」