中村 中、10周年の締め括りは「ステージの上で生ききる」ライブ
今回は、デビュー以来の音楽仲間で、中島みゆきの『夜会』でも共演した石田 匠をゲストに迎え、ふたりでライブをおこなう。
「声を合わせるっていうのはすごく快感で、私は誰かと歌うのがなにより好き。例えばこっちに元気がなくても、一緒に歌っているうちに気持ちが上向きになったり。そんな気持ちを味わってもらえるように、ハーモニー重視のライブになると思います」と明かした。
そして、『天晴れ!我は天の邪鬼なり』は、「『十の指』とはまったく違う気持ちで準備をしている」と語る。気楽に楽しめるライブとなった『十の指』とは真逆のものになるようだ。
「もがいたり、あがいたり、じたばたする私の姿をお見せするのが、私のファンでいてくれる人たちには、一番の感謝ではないかと思うんです。このライブでは喜怒哀楽のすべてを出しきって、ステージの上で生ききる、そういうライブにしたいです」と語った。
アニバーサリーイヤーの締めくくりは、彼女の魅力のひとつでもある、身を削るようなステージ。それにはこんな理由もあった。
「私はライブをしてるのに『女優だね』とか言われるんです。逆に演劇では『アーティストだね』って。本気でやると演技、演技でやると本気って言われているようで、すごく嫌だった。