ノゾエ征爾
第一線で活躍する劇作家、演出家が北九州に滞在し、オーディションで選出された出演者で「北九州」をモチーフとした作品を創る。その作品をもって東京公演も行ない、地域から中央へ発信を行う。そんなプロデュース公演をかねてより行なってきていた北九州芸術劇場。9作目となる今年は、劇団はえぎわ主宰のノゾエ征爾が登場。2012年に岸田國士戯曲賞を受賞、昨年12月には蜷川幸雄企画・原案『1万人のゴールド・シアター2016』の脚本・演出を手がけるなど、枠にとらわれない創作活動で注目を集める彼が、北九州という地で新たな創造を始める。
舞台『しなやか見渡す穴は森は雨』チケット情報
「作品のタイトル(『しなやか見渡す穴は森は雨』)は、出演者の名前の頭文字をつなぎあわせたもの。この出演者だからこその作品にしたいという思いからですね。相当な数の言葉がでてきて時間はかかりましたが、納得いくタイトルになりました。
もちろん作品の内容にも、このタイトルは絡んできます。『穴』は僕の作品によく登場するのですが、ハマるものだったり、落ちるものだったり、そして光が差し込む場所でもあったり。生きづらい世の中だけど、なんとなく光が差し込むような晴れやかさも感じる作品にしたいと思ってます」。