くらし情報『日本初公開を含む世界有数のコレクションが待望の来日』

日本初公開を含む世界有数のコレクションが待望の来日

同作品はモネが描いた一連の睡蓮作品のなかでも、高さ2メートル、幅約4メートルもの大きさを誇る大作。モネの死後、アトリエに保管されていたものを、ビュールレが自分の目で見て購入を決めた作品で、モネの最高傑作のひとつと言われている。

その後、国立新美術館主任研究員である山田由佳子氏が、本展の構成を解説。テーマごとに分けられた各セクションの中でも、同コレクションの中核を成す印象派とポスト印象派の作品を展示するチャプター4から7は、美術ファン垂涎の傑作が並んでいる。

「背景の深緑の茂みがあどけない少女の表情を浮き立たせている」(山田氏)ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》。近代美術の金字塔といわれるセザンヌの《赤いチョッキの少年》や、マネが印象派への興味を深めていったことを示す《ベルビュの庭の隅》、のちの点描のような筆致がうかがえるモネの《ジヴェルニーのモネの庭》。さらにファン・ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ……と、本展の見どころを語れば枚挙にいとまがない。

同展は東京・国立新美術館(2018年2月14日(水)~5月7日(月))で開催後、九州国立博物館(同5月19日(土)

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