現代の寓話「ポセイドンの牙」パワーアップした再演が開幕!
司会から初演と再演の違いについて問われると、初演から続投する原嶋元久は、「キャストが大きく変わっているので、作品に流れる空気感も違ってきている」と、“パラレルワールド”のような感覚だと表現。作・演出を手がける伊藤は、「2016年の初演時から1年も経たないうちに、我々は“戦前”というものの中につっこみつつある」ことに危機感を覚えたとし、「全体のかたちはそんなに変わっていないが、より一層この作品自体がお客様のほうに一歩進んでいくということを選んだ」と、違いについてアピールした。
難しい題材を扱ってはいるものの、スイサンズメンバーのエネルギッシュさのおかげか、爽やかな印象を与える本作。現代の寓話として、幾通りもの楽しみ方ができるはず。
公演は、10月21日(土)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。当日引換券は、公演日の前日23:59まで取扱い。