THE BOHEMIANS、新作でR&Rの神髄を示す
が多かったTHE BOHEMIANSだったが、前作のミニ・アルバム『FIVE SOUL ROLL EP+1』は、メンバー5人(+プロデューサーの山中さわお)が1曲ずつ曲を持ち寄るというコンセプトで制作された。本作は星川ドントレットミーダウン(b)以外の4人が作曲者に名を連ねている。「今回は別に取り決めもなくひとりひとり作ってくるみたいな流れが普通にあったっていう感じですね。今年はこのメンバーで10周年っていうのもあったし」(平田)。「2部作みたいなもんじゃない」(ビート)。
アレンジは相変わらず彼らの持ち味である4パートの楽器と平田のボーカルが実にR&Rの王道で魅力的な構成を生み出している。ひとりのフロントマンが牽引するスタイルのバンドが多い中、THE BOHEMIANSは5人がひとつのバンドとしての軸というか背骨が1本貫かれている印象を受ける。「仕切り屋がいないからな。
うちの音楽的なリーダーはビートりょうで、それ以外は俺が仕切るんですけど」。「それの方が俺はいいけどね。ロックンロール・バンドっぽいね、そっちの方が」(ビート)
“これからのTHE BOHEMIANS”について訊くと「今回のアルバムで(枚数的に)