『鼓童特別公演 2018「道」日本ツアー』
1981年にベルリン芸術祭でデビューして以来、世界中で6,000を超える公演を行ってきた太鼓芸能集団「鼓童」。今年2月のエジプト公演で世界50か国公演を達成したほか、石川さゆりやAI、初音ミクらアーティストとのコラボや、坂東玉三郎が芸術監督を務める(2012~2016年)など、幅広く注目を集め続けている集団だ。
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6月に開幕する『鼓童特別公演 2018「道」日本ツアー』について、鼓童代表で本公演の演出を務める船橋裕一郎に話を聞いた。
「道」は、鼓童の前身・佐渡の國鬼太鼓座時代(1971~81)から継承されてきた、鼓童にとって“古典”ともいえる演目で構成された公演。船橋は「秋冬には新作『巡』もやりますが、そこで表現される新しさと、この古典ともいえる『道』。その両輪が自分たちのこれからの軸になると思います」と語る。
「今回の『道』が、『何を以て鼓童なのか』も見えてくるような舞台になるといいなと思っています」という重要な意味を持つ公演。なぜ今のタイミングでそこに取り組んだのか尋ねると、今回の出演メンバーにヒントがあった。