小池徹平W主演、愛と革命のミュージカル『1789』再演
終盤、革命派による自由が現実味を帯び始めると、全員の集中力が一気に増すので、演じていても非常に熱い気持ちになりますね。体力的にも絞り出すような感じの作品なので、毎日芝居にダンスにと汗だくで稽古をしています」
再演では、台詞の言い回しや動きが細かく見直され、「より物語が伝わりやすくなった印象」と言う。また、宝塚版で主演のロナン役を演じた元月組トップスターの龍真咲が今回、マリー・アントワネット役で女優デビューを飾るなど、新キャストの加入も見所のひとつだ。「今の龍さんにロナンの面影はどこにもありません。佇まいも歌声も非常に女性らしく、本番ではどこまで進化するのか楽しみです。また、ロベスピエール役の三浦涼介さんは、僕が上京したての10代の頃からの知り合いです。当時から歌やダンスが達者な方なので、稽古場でも充実した表情を見せていますね。新たなロベスピエールを見せてくれると思います」
小池にとって本作は、初の帝国劇場主演作。
初演では、舞台中央からの景色を噛み締めていたと明かす。「ラストシーンでは、僕だけがすべての客席を見渡せるような場所にいるので、あそこからの光景にはジーンと込み上げるものがありました。