セバスティアン・ヴァイグレ
2019年4月からドイツ人指揮者セバスティアン・ヴァイグレが第10代常任指揮者に就任する読売日本交響楽団。昨年のメシアンの大作オペラ《アッシジの聖フランチェスコ》全曲日本初演に象徴されるように、現職のシルヴァン・カンブルランが、フランス音楽や近現代音楽で成果をあげていただけに、ワーグナーやR・シュトラウスなど、オペラを中心にドイツ・ロマン派音楽を得意とするヴァイグレが、今度はどんな方向に舵を切ってゆくのかが注目だ。5月28日、ヴァイグレ本人が出席して就任発表会見が開かれた。
【チケット情報はこちら】
「これまでオペラを多く指揮してきた。フランクフルト歌劇場の音楽総監督を10年。もう少しコンサートも指揮したいと思っていたところ。だから仕事というよりも、楽しみであり喜びだ」。すでに2016年8月に初登場して4公演を指揮、昨年は東京二期会《ばらの騎士》のピットでも振った読響の印象を、「メンバーがいつも100パーセントの力を出して向かってくる。
こちらの言うことも、ひと言も洩らさずにスポンジのように吸収してくれるオーケストラ」と語った。
気になる就任シーズンのプログラムについて。