『ジャージー・ボーイズ』待望の再演開幕! 中川晃教らが魅了
『ジャージー・ボーイズ』TEAM WHITE 舞台より(撮影:平野祥恵)
全世界で2千万人以上の観客が熱狂し、2014年にはクリント・イーストウッド監督による映画版も公開されたミュージカル『ジャージー・ボーイズ』。「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで知られるアメリカの伝説的バンド、ザ・フォー・シーズンズの結成から成功への道のり、そしてメンバー間の確執までを彼ら自身のヒット曲で綴っていく内容で、日本では2016年に初演、その年の演劇賞を総なめした。その待望の再演が現在、東京・シアタークリエにて上演されている。
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キャストは、リードボーカルのフランキー・ヴァリ役に、初演でも絶賛された中川晃教が続投。“天使の歌声”と称されるハイトーンボイスはさらに磨きがかかり、フランキー役に必須の“トワング”の発声は高いだけではない力強さも。フランキーの歌声が60年代当時のアメリカの若者たちを魅了したように、中川の歌声は観客の心をガッチリと掴む。さらに今回は芝居面でも格段の深みが出て、若い頃の無邪気さから、メンバー間のすれ違いが生じてくる物語後半の孤独感や疲労がクリアに伝わり、年月の経過とともに移ろう人生の浮き沈みを表現。