振付のアンナ=マリー・ホームズ(中央)を囲む芸術監督・出演者 Photo Shoko Matsuhashi
数々の古典をレパートリーに持ち、多くの観客の心を掴んでいる東京バレエ団が、いま、新たな全幕古典作品『海賊』に取り組んでいる。ダイナミックな技や華やかな群舞にあふれた、見応えあるバレエだ。本番まで約1か月となった2月7日に開催された、公開リハーサル、記者懇親会の模様をレポートする。
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この日は前半の主役を初日キャストの上野水香と柄本弾が、後半を2日目に登場する沖香菜子と秋元康臣が踊り、その他ソリスト役では今回大抜擢を受けた若手団員も大いに存在感をアピール。新作ならではの緊張感と意欲がみなぎる、熱い稽古が展開された。
19世紀半ばにパリで誕生した『海賊』はその後、ロシアでマリウス・プティパが手がけた改訂版をもとにした様々なヴァージョンが上演されている。とくに、大スターたちの競演で知られるアメリカン・バレエ・シアター(ABT)の舞台は、映像化されて広く人気を得ているが、今回上演されるのはこれと同じアンナ=マリー・ホームズ振付の『海賊』だ。
懇親会には、東京バレエ団で指導中のホームズも出席。