加藤和樹と上口耕平が語る結成前のビートルズ。「小汚いのがカッコいい」
「BACKBEAT」より加藤和樹、上口耕平 撮影:川野結李歌
ビートルズの創成期、ハンブルク時代を描いた舞台『BACKBEAT』が日本初演となる。1994年公開の伝記映画を舞台化。結成時のベーシストでデビュー直前に21歳で夭折した美少年スチュアート・サトクリフを軸に、10代の揺れる心、友情と葛藤、孤独がビートルズの名曲に乗せて綴られる。
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ジョン・レノンを演じる加藤和樹は「僕らは大スターのビートルズしか知らないけど、多くの苦労やいざこざを乗り越えてきたのだと知りました。特にビートルズの根幹であるジョンは、常に怒りを抱えて生きていた。その怒りを歌に表せるよう、ロックならではの歌い方を習得中です」と語った。ジョンはずっとスチュアートを慕っていたと言われるが、「なぜそこまでスチュが大きな存在だったのか。ジョン本人の気づかないところで友情を超えた愛があったのかも。
ぜひ掘り下げたい」と、意欲たっぷり。
ドラマー、ピート・ベストを演じる上口耕平は、「ピートはデビュー寸前で解雇されたドラマーで、マッシュルームカットを唯一拒んだ男。彼の魅力、そしてメンバーとの関係性をどう築けるかが楽しみです」。