加藤和樹と上口耕平が語る結成前のビートルズ。「小汚いのがカッコいい」
以前から個人的にドラムを習っていたそうで、まさにうってつけの役と言えるだろう。個別の楽器練習が進み、上口はすでにバンド合わせを経験。「実際に音を合わせたら感動しました。ドラマーとして、僕がみんなのリズムを刻んでいるんだなぁって」。このバンドを結成する感覚は物語や役と重なるようで、加藤「僕らの中に生まれたバンド感が、芝居に活きるはず」、上口「お客さんをビートルズみたいに熱狂させたい」と意気込む。
ふたりは当時のビートルズがやんちゃで小汚いことに驚いたというが、「その小汚さがロックでかっこいい」と加藤。10代を演じることについては、加藤「30代まで様々な経験を重ねてきた僕らが、10代に立ち戻ることに意味がある」、上口「僕らの挑む姿と10代の初々しさがリンクするはず」、加藤は「あとはメイクの力を信じて」と笑った。
ちなみに10代後半は何をしていたのかと聞くと、加藤「芸能界に憧れて上京、夢と希望に満ちていました。
テレビなんてすぐ出られると思っていたけど、オーディションに落ち続けて…。怖いもの知らずが最高の武器でした」、上口「僕も高校の同級生とストリートダンス三昧。僕らしかできない!と根拠のない自信で尖っていた。