「オカルト、ホラーと付いてますが、観てよかったと思ってもらえるものにしたい。あと、不思議を77個も観るという点も、飽きないようにやらなきゃなと思いますね」と語るのは石田剛太。上田の案から「そのゴーストバスターの役をやりたい」と名乗り出たのは酒井善史。発明が特技の酒井のアイデアがまた活かされるかもしれない。角田貴志は「普段俺はビビらないよという空気を全面に出している中川(晴樹)さんのような人を驚かせたい」と早くも乗り気。その驚かし合いのバトルに興味を持ったのは諏訪雅。「驚かせるときのみならず、驚くリアクションを面白くするとか、役者同士のぶつかり合いとして負けたくないですね(笑)」。また角田に名指しされた中川は、「中川さんが吊るされて逆さまに落ちてくるとか」という案が石田から出されたり、「何か変なことをやらされそうで怖い(笑)」とビビっている様がすでにおかしい。
そして、「自分自身がすぐ“うわーっ!”って驚くほうなので、劇場がそういう感じになればうれしいです」と言うのは本多力。この日の本多が、宣伝用イラストを提供する楳図かずお風のボーダーTシャツを着ていたのもまさしく「ギョエー!」であるが、ヨーロッパ企画の手にかかれば、諏訪の言う「悲鳴と笑い声が渦巻く」