観客も参加者になる!?佐藤隆太が全国の劇場で一人芝居
佐藤隆太撮影:イシイノブミ
「なにを話したらいいのか……」と言葉を探す佐藤隆太。その気持ちもよくわかる。観客参加型の一人芝居というユニークな公演にむけて、その素直な胸の内を語ってもらった。
2020年1月に東京芸術劇場シアターイーストを皮切りに上演される舞台『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』(作 ダンカン・マクミラン/翻訳・演出:谷賢一)は、観客に囲まれた舞台の中央に、たった一人の俳優が立つ。観客も、配られたカードを読んだり、小道具を貸したり……ただの傍観者ではいられない。「僕だけではできない舞台。一緒に、楽しんでつくってくれたらいいな」
この日は宣伝用のビジュアル撮影。ノーネクタイのスーツでカメラに向かいハイタッチをしたり、紺色の傘を手に雨上がりの空を見上げるようなショットを撮影した。
佐藤は自分から積極的に動きの提案をする。空に向けて手をかざしたりと、物語の背景を感じさせるような佐藤のポーズは採用されることが多い。
撮影は全国各地の劇場関係者が見守るなか、おこなわれた。東京、新潟、松本、名古屋、大阪茨木、高知などでツアーする観客参加型の企画ということもあり、関係者の期待も高まる。