舞台『魔術士オーフェン』第二弾が開幕へ 松本慎也、花奈澪、末野卓磨に魅力を聞く
それゆえに限られた時間がある舞台では、原作を読んでいないお客様にも楽しんでもらえる演劇にしなくてはいけない」と話し、「初参加のキャストに客観的な目線で分かりにくい部分を指摘してもらうことで、初めてのお客様を置いていかないように、みんなで努めている」。
花奈は「壮大な世界観を持つ作品だと思う。前回は幼い頃や学生時代の話もあったが、今回はそれぞれが大人になり、ストーリーがおしゃれになった印象」と話す。物語を正確に理解するために、改めて時系列で出来事をまとめたといい、「世界史を勉強しているみたいだった」と笑う。
来年からのアニメについても触れ、「アニメよりも舞台が先に上演されるのは稀だし、斬新」。そして、「演出の壱岱さんも、脚本の吉田さんも原作愛を持って臨まれている。絶対に原作ファンも喜んでもらえる作品だし、あまり2.5次元の舞台に馴染みのないお客様でも、舞台に興味を持ってもらえるきっかけになればうれしい」と力を込めた。
末野は「悪役も含め、登場人物全員がかわいい」と作品の魅力を語る。
「初めてのお客様は、一見、内容が難しいと思うかもしれないが、見ていくうちに“こういうことだったのか”と分かるような仕組みになっている。