くらし情報『「息遣いまで届く距離」レストランで楽しむ芝居』

「息遣いまで届く距離」レストランで楽しむ芝居

、林は「劇場ではなくレストランで芝居をするには、360度に向けて演じなければならなくて。その点を意識して演じることは稽古が始まってわかった難しさでした。今はそこをがんばっています」と本作ならではの芝居に取り組んでいる様子。演出の佐々木は本シリーズに携わるのは3作目。今作は「作品をストレートに届けつつ、この特殊な状況も楽しめるようにつくりたいと思っています。例えば前回は、お客様の席にランダムにスマホを仕掛けて劇中で電話に出てもらうようなシーンを作りました。そういう、こちらからお客様に絡んでいくような芝居を楽しんでいただきたいです」と構想を明かす。

満席の店内に突然入ってきた兄弟の「今からみなさんには人質になってもらいます」という宣言から始まるストーリー。
太田と林はその兄弟を演じ、稲垣は兄を演じる。稲垣はまだ稽古開始前だが「いろんな要素が入った脚本で、読んでみてアトラクションみたいだと思いました。東京公演はどんな作品になるんだろうとワクワクしています」と語る。同じ脚本を東京と神奈川、違うメンバーで上演することは「全く別の作品になるはず。それぞれの個性が出やすいと思うので、ぜひ2会場で楽しんでもらいたいですね」

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