豪華声優陣が送る5日間の恋「ロミオとジュリエット」開幕
リーディングシェイクスピア「ロミオとジュリエット」より 撮影:阿部 章仁
第一線で活躍する声優たちがリーディング形式で披露するリーディングシェイクスピア「ロミオとジュリエット」。12月17日に開幕した本作は、回替わりでキャストが異なる、日毎の組み合わせでの化学反応も魅力だ。12月18日公演がメディア向けに公開。構成・演出を手がける深作健太が作り出す新しい「ロミジュリ」を観劇した。
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18日公演は、汐谷文康、帆世雄一、岸尾だいすけ、大海将一郎、夏川椎菜、下田麻美が出演。ロミオ役は汐谷、ジュリエット役は夏川と、活躍の場を広げる若手声優のふたりが演じたことで、出会いのときめきや、愛し合った5日間を瑞々しく表現。純粋だからこそ際立つ悲劇を演じきった。ロミオの盟友・ベンヴォーリオ役には帆世。
ふたりを出会わせたどこか気の良いベンヴォーリオ、そしてふたりを引き裂くキャピュレット家・ジュリエットの父も兼任し、年代の違うふたりの男を演じ分けた。キャピュレット側に立つ血気盛んな青年・ティボルト、ジュリエットを思うも不幸な最後を遂げるパリス伯爵を演じたのは舞台出演も多い大海。動と静、相反する役をより演劇的に表現した。