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2025年1月10日(金) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕した、リーディング音楽劇『ジャングル大帝』ルネ&ルッキオ編の公演レポートが到着した。円形ステージをぐるりと囲むように配置されたオーケストラ。順番にステージに現れたキャストたちはストレッチしたり、笑顔で挨拶を交わしたり。和やかなムードのなか、気づけばオウムのココを演じる西川大貴が、ステージ中央で「レオ編」で起こった物語を歌と語りで伝え始め、舞台の幕が上がった。白い百獣の王・レオと妃のライヤに生まれた双子の子ども、男の子のルネを演じる深田竜生、女の子のルッキオを演じる黒田光輝の最初の一声が、赤ちゃんライオンの鳴き声だったのが可愛らしい。無垢で好奇心旺盛なルネを演じる深田に対して、肩を小さくすぼめて話しかける黒田のルッキオが、小さな女の子に思えるから不思議だ。ひとりで2役以上演じるのが朗読劇。この舞台も例外ではなく、人間の世界へ飛び出したルネがサーカス団で出会う男の子・ピートを黒田が演じている。レオがケン一と友情を育んだように、ルネとピートもお互い励まし合い、友情が芽生えてくる様子も見るほどに気になってくる。一方の深田は、ケン一の幼なじみで地質学者のピエール役も。ここでは声色を変え、ムダにカッコいい(!?)ポーズで決めるキャラクターで笑いを誘った。他にも2組の友情が描かれている。月光石を巡って険悪な仲になっていたプラス教授(宮原浩暢)とマイナス博士(工藤広夢)、お互いに子を持つ父となって再会したレオ(上口耕平)とケン一(永田崇人)。月光石を求めてムーン山への探検をする道中に描かれるどちらの友情も「美しい」という言葉だけでは収まらない、本当の意味での命懸けの友情をリーディングすることで、観る者の涙を誘った。友情だけでなく、水嶋凜演じるメリーの女性の強さ、ダンドイ舞莉花が演じるライヤの母性にも胸を打たれる。劇中で表現された弾むようにうれしい気持ち、猛吹雪の脅威、生きていく勇気……など、さまざまな感情がオーケストラの生演奏と浦嶋りんこ、吉田純也のコーラスでさらに深みを増していたのも本作の素晴らしいところ。さらにふたりのダンサー(ホナガヨウコ、池田遼)による見事な動きも相まって、まるで本を読んだときに誰もが感じる自分の頭の中だけに広がる絵を目の前で見ているよう。物語の世界が立体的に広がっていき、どんどん引き込まれた。手塚治虫が伝えたかった命の尊さが存分に描かれたこの作品。ボロ泣き必至だが、最後は清々しい気持ちで劇場を後にすることも間違いない。撮影:福羅広幸<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』ルネ&ルッキオ編原作:手塚治虫脚本・作詞:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】深田竜生黒田光輝永田崇人西川大貴工藤広夢水嶋凜ダンドイ舞莉花上口耕平宮原浩暢(LE VELVETS)スペシャルコーラス:浦嶋りんこコーラス:吉田純也ダンサー:ホナガヨウコ池田遼【大阪公演】2025年1月10日(金)~13日(月・祝)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【東京公演】2025年1月18日(土)~31日(金)会場:有楽町よみうりホール公式サイト:
2025年01月10日リーディング音楽劇『ジャングル大帝』の「レオ編」が12月11日から、東京・有楽町よみうりホールで上演される。原作は、人間に育てられた白いライオンの子・レオが成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた手塚治虫の名作。2023年6月に、オーケストラや映像とともに朗読する“リーディング音楽劇”として初演され、今回の公演では、レオの生涯を「レオ編」「ルネ&ルッキオ編」2部作で描く。リーディング音楽劇『ジャングル大帝』<レオ編>ゲネプロより「レオ編」で主演を務めるのは、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介。初演でもレオの成長を4人で表現し、レオ以外の役どころも演じ分けた4人が、レオが幼少期から大人になるまでの物語をさらにパワーアップさせて描き出す。リーディング音楽劇『ジャングル大帝』<レオ編>取材会より、レオ役ほかを担うふぉ~ゆ~初日を前に、福田は「音楽ショーであり、朗読劇。手塚さんが残した壮大な世界観を表現するには、この手法が一番合っている」と自信を示し、「新しい演劇のひとつになるんじゃないかなと。お客様がどんな反応をしてくれるか楽しみ」と期待を寄せた。越岡は「オーケストラの皆さんと役者たちが奏でるハーモニーで、壮大な物語をお客様に届けられれば」と意気込んだ。左から)福田悠太、越岡裕貴また、辰巳は出身地である埼玉県所沢市の観光大使に就任したことを報告し、「わが町の埼玉西武ライオンズのマスコットもレオで、手塚先生が描いているんです。うれしいことですし、運命を感じます」と感無量の表情。松崎は「笑いとエンターテインメントを皆さんに“ふぉ~ゆ~”して、年明けの『ルネ&ルッキオ編』にいいバトンを渡したい」と抱負を語った。左から)辰巳雄大、松崎祐介共演する太田基裕、梅田彩佳も「五感で楽しんでもらえる作品」「最後はレオの成長にホロっとさせられる」とそれぞれ作品の魅力をアピール。初演に続き、演出を担うウォーリー木下は「前回は試行錯誤し、バタバタ(笑)。今回は本物のオーケストラの皆さんにも参加してもらい、『リーディングじゃないじゃん』と言われそうだが、手塚作品でも一、二を争う壮大な内容なので、空間はミニマルでも世界の裏側まで届く作品になった」と確かな手応えを示し、「音楽好き、演劇好き、ミュージカル好きの皆さんに、手塚作品の再発見をしていただければ」と話していた。左から)梅田彩佳、辰巳雄大、松崎祐介、福田悠太、越岡裕貴、太田基裕、ウォーリー木下脚本・作詞は、自身も幼い頃からミュージカルに出演し、近年多くのミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍し若手で注目を集める福田響志。音楽は、初演の「レオ編」でアフリカの大地を作曲した岩崎廉が担当する。取材・文・撮影:内田涼<あらすじ>白いライオンのレオ。ジャングルの王である父のパンジャが殺され、嵐で母のエライザを亡くしたレオは、母の言いつけを守り、アフリカを目指す。その途中、レオはアデンという港町で日本人の少年ケン一と出会う。レオとケン一は、ムーンライト・ストーンを探しにハム・エッグやメリー、探検隊とともにアフリカのジャングルへと向かう。ジャングルに到着したレオたちは、原住民のジャングラ族たちにおそわれ、バラバラになってしまう。救出のため、ケン一のおじのヒゲオヤジもアフリカへ向かうが……。ジャングルでは、レオを支えるオウムのココや、人間につかまったライオンのライヤとの出会い、そしてライバルのブブとの戦いが待ち受けていた。やがて成⾧したレオは、人間たち、動物たちとの戦いに立ち向かっていく。一方、ジャングルで人間たちとはぐれ、動物たちの世界で一人ぼっちになってしまったケン一の運命は。人間に染まったレオは父のようなジャングルの王となれるのか……<配役>レオ/パンジャ/ヒゲオヤジ/ピエール/イノシシほか:福田悠太レオ/パンジャ/ハム・エッグ/黒豹/ゴリ子ほか:辰巳雄大レオ/パンジャ/ブブ/プラス教授ほか:越岡裕貴レオ/パンジャ/村⾧/リョーナほか:松崎祐介ケン一:太田基裕メリー/コンガ女王ほか:梅田彩佳ココ/オウムほか:西川大貴エライザ/ライヤほか:ダンドイ舞莉花<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』原作:手塚治虫脚本・作詞:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】■レオ編福田悠太辰巳雄大越岡裕貴松崎祐介(ふぉ~ゆ~)太田基裕梅田彩佳西川大貴ダンドイ舞莉花スペシャルコーラス/浦嶋りんこコーラス/吉田純也ダンサー/ホナガヨウコ池田遼【バンド】奥田真広一丸聡子朝里奈津美(パーカッション)宮崎達也(マルチリード)朝田英之(ギター)山口健一郎(ベース)中原裕章(キーボード)■ルネ&ルッキオ編深田竜生黒田光輝永田崇人西川大貴工藤広夢水嶋凜ダンドイ舞莉花上口耕平宮原浩暢(LE VELVETS)スペシャルコーラス/浦嶋りんこコーラス/吉田純也ダンサー/ホナガヨウコ池田遼【バンド】奥田真広一丸聡子朝里奈津美(パーカッション)宮崎達也/竹内理恵(マルチリード)朝田英之(ギター)山口健一郎(ベース)中原裕章(キーボード) 古賀敬一郎(マニピュレーター)【公演日程】■レオ編東京公演:2024年12月11日(水)~16日(月)会場:有楽町よみうりホール■ルネ&ルッキオ編大阪公演:2025年1月10日(金)~13日(月・祝)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ東京公演:2025年1月18日(土)~31日(金)会場:有楽町よみうりホールレオ編チケット情報()公式サイト:
2024年12月11日Amazonオーディブル(以下、Audible)は、湊かなえ著「落日」を俳優・北川景子の朗読で本日11月13日(水)配信を開始した。わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていたころ、サラちゃんは殺された。新人脚本家・甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督・長谷部香から新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の真実が――。2019年に刊行された本作は、令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。様々な場所で気軽に音声でコンテンツを楽しむことができるオーディオエンターテインメントサービス・Audible。今回本作を朗読するのは、「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」で主人公・長谷部香を演じた北川。「登場人物に感情移入しすぎず、冷静さを保ち朗読することを意識しました。湊かなえ先生の作品には、ほんの少しの希望や未来が垣間見え、『希望がそこにある』ということが聴いている人にも伝われば嬉しく思います」と収録をふり返ってコメントしている。Audible「落日」(著者:湊かなえ)は配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月13日リーディング『NOT TALKING』が、2024年12月15日(日) に東京・新国立劇場 小劇場で上演される。『NOT TALKING』は、オリヴィエ賞受賞作家マイク・バートレットによる魅力的で叙情的な戯曲で、4人の登場人物のモノローグのみで紡がれる。2006年3月にクレア・グローブプロデュース、スティーヴン・キャニー監督によりBBCラジオ3でラジオドラマとして初放送され、オーディオドラマ部門でイミソン賞とティニスウッド賞の両方を受賞した。同僚のアマンダに想いを寄せながらも、アマンダを襲った悲劇を目撃し、会話ができなくなってしまった若き新兵マークを岡本圭人、そんな事件をきっかけに心に深い傷を負うアマンダをsara、夫の不倫を知りながらも何も語らず無言でピアノを弾き日々を過ごすルーシーを長野里美、ルーシーの夫で、敬虔なクリスチャンでありながらスーザンと不倫関係を続けるジェームズを平田満が演じる。演出は荒井遼、翻訳は髙田曜子が務める。また上演決定に際し、出演者4人からコメントが到着した。■岡本圭人 コメント人には誰にも言いたくない秘密があると思います。話す必要はありません。ですが時を経て、信頼できる人に話すことで、自分自身が、もしくは誰かが救われることもあると思います。『NOT TALKING』は4人の登場人物が顔を合わせずに、モノローグというひとりごとを告白していきます。人に秘密を明かすのはとても大変なことです。僕自身も経験があります。しかし、葛藤を乗り越えて言葉にすることで新しい世界(光)が見えてくることもあります。登場人物の告白が皆さまに届き、皆さまに光を感じてもらえることを願い、稽古に励みたいと思います。■sara コメントモノローグだけで紡ぐ物語。人はみんな、誰かに何かを分かってほしいと思いながら、話し続ける。でも、それが相手にどう届いているかは知り得ない。自分の痛みも、相手の痛みも、その本人にしか感じることはできない。ですが、それぞれの孤独が、確かに重なり合う時間がこの作品にはあります。それは、劇場という特別な空間の中で、舞台と客席の垣根を越えてそれぞれの人生が重なり合う瞬間にもなるのではないかと思います。特別な瞬間を皆さまと共有できますことを楽しみに、お稽古に励みたいと思います!■長野里美 コメント『NOT TALKING』は不思議な戯曲です。かつて、またはたった今、一緒にいたはずの人たちが時空をずらしながら存在し、語る。それは思い出でもあり、今この瞬間の感情でもある。観る人ははじめ混乱するかもしれません。そして後から考えることがたくさん出てくるでしょう。まるでミステリーです。なのに朗読劇!!朗読劇は私も何度か経験していますが、これは一捻りも二捻りもしてあり(さすがイギリス人作家!)、本当にやりがいがあります。台詞を「読む」だけではきっと伝わらないんだから、まるごとルーシーになってみろ、と作家からのお達しが来ているような気さえします。大好きな平田満先輩と夫婦役ですが、共に創るわけにいかず(何しろ時空がずれているので)、ひとりで頑張るよりほかありません。それでも皆さんと協力して、最後にはほっと安堵できるような世界を築きたいと心から思っています。■平田満 コメント翻訳劇とか特殊な状況の話を芝居にすると、どうしても「本当にわかっているの?」「それらしく見せようという気持ちはわかるけど」という声が聞こえるようで、居心地の悪さを感じてしまいます。でも、不思議とリーディングだと想像の力もあり、もともとどういう人物なのか、外見や違和感を超えて、本質を共有できたように感じることがあります。イギリスに詳しくなくても、年齢、顔立ちに難があっても、主義主張に違いがあっても、人間誰しも持っている柔らかい部分に触れられたらいいな、と思います。もちろん、そこに達していないリーディングも多々あることを肝に銘じて、ですが。【あらすじ】誰にも言いたくない。それは私の自由でしょ?ジェームズとルーシーは長年連れ添ってきた老夫婦。20代の時にルーシーが流産し、子どもはいない。敬虔なキリスト教信者のジェームズは良心的兵役拒否をした。その頃に出会ったスーザンという女性と不倫関係になり、傷心のルーシーはショパンのピアノ曲を無言で弾くようになる。マークはイラクへの出兵を控えた18歳の兵士。同僚の女性兵士アマンダに想いを寄せており、アマンダもまんざらではない。軍の中で行われたあるパーティーの夜、アマンダにふりかかった事件を機に、ふたりは普通の会話ができなくなった……<公演情報>リーディング『NOT TALKING』作:マイク・バートレット翻訳:髙田曜子演出:荒井遼出演:岡本圭人sara長野里美平田満日程:2024年12月15日(日) 14:00 / 17:00会場:東京・新国立劇場 小劇場チケット一般発売日:2024年11月17日(日)()※上記URLは発売日以降有効公式サイト:
2024年10月28日2023年9月に初演されたミュージカル『アンドレ・デジール 最後の作品』が、リーディング・ミュージカルとして2024年11月20日(水) から11月24日(日) に東京・シアターHで上演される。本作は、日本のミュージカル界を牽引する脚本家の高橋亜子と演出家の鈴木裕美が5年以上の年月を費やしてストーリーを練り、そこに作曲家・清塚信也が加わり、創り上げたオリジナルミュージカル。20世紀初頭に不慮の死を遂げた画家アンドレ・デジールを信奉していたふたりの青年、エミールとジャンは運命的に出会い、語り合い、ふたりで共に絵を描くようになる。彼らが描いた絵は、人を魅了し、世間を巻き込む。ふたりの魂の絆は、これからもずっと切れないと信じていたが……。エミール役は、ミュージカルを中心に映画やドラマなど幅広く活躍する小西遼生と、ダンス&ボーカルグループWATWINGの髙橋颯、ジャン役は、EXILE/EXILE THE SECONDのEXILE NESMITHと、ミュージカル『聲の形』や『GIRLFRIEND』で主演を務めた島太星がWキャストで演じる。さらに、元宝塚歌劇団雪組トップスターの一路真輝や、劇団四季出身のミュージカル俳優・坂元健児、元宝塚歌劇団花組の娘役スター・音くり寿、ミュージカル『SPY×FAMILY』や『ラフヘスト~残されたもの』に出演する女優の山口乃々華、2.5次元ミュージカルを中心に活動する丸山龍星、ダンサー・俳優の柴一平らが出演者として名を連ねた。【ストーリー】20世紀初頭に不慮の死を遂げた大画家アンドレ・デジール。共にデジールを信奉していたエミールとジャンは、運命に導かれるように出会い、ふたりで一緒に絵を描くようになる。ふたりの魂は共鳴し合い、ひとりでは到達できない芸術の高みへ登っていくことができた。だがその絵の素晴らしさゆえに、ふたりは巧妙な贋作ビジネスに巻き込まれる。アンドレ・デジールが不慮の事故死の直前に描いたであろう「最後の作品」。それは事故で燃えてしまっており、絵画ファンの間で永遠の幻とされていた。その「最後の作品」を描くように依頼されたのだ。アンドレ・デジールの「最後の作品」を巡り、別の時代に生きるデジールとエミールの人生が交差した時、思いも寄らない愛と真実が浮かび上がる。そしてエミールとジャンの関係は大きく変わっていく――。<公演情報>リーディング・ミュージカル『アンドレ・デジール 最後の作品』脚本・作詞:高橋亜子音楽:清塚信也演出:鈴木裕美【キャスト】エミール:小西遼生髙橋颯(Wキャスト)ジャン:EXILE NESMITH島太星(Wキャスト)マルセリーナ 他:音くり寿山口乃々華(Wキャスト)ペイネ 他:丸山龍星ボードリエ 他:柴一平ルビエ 他:坂元健児オリアンヌ 他:一路真輝寺島レオン、ミファ日程:2024年11月20日(水)~11月24日(日)会場:東京・シアターH公式サイト:「アンドレ・デジール最後の作品」プロジェクト
2024年10月23日リーディングシアター『GOTT 神』が、2024年10月11日から14日に東京・パルテノン多摩 大ホールで上演された。『GOTT 神』は、処女作『犯罪』で鮮烈な作家デビューを果たした弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハの最新戯曲。演出は、ミュージカルからストレートプレイまで様々な作品を意欲的に創作している石丸さち子が手がけた。『犯罪』『罪悪』『テロ』などシーラッハ作品に数多く出演してきた橋爪功が、自死を望む老人の弁護人として、『テロ』と同じビーグラー役を演じる。また本作は、倫理委員会主催の討論会に各界の参考人たちが集まり、自死や医師によるその幇助を巡っての是非を討論する形式となっており、進行役の倫理委員会委員長役を三浦涼介、若き倫理委員会委員で、様々な角度から識者に質問を投げかけるケラー役を岡本圭人が務めた。さらに神学の立場から死を語る司教ティール役で浅野雅博、法律家の立場から死を顧みる参考人のリッテン役で石井一彰、眼科医ブラント役で玉置孝匡、医師たるもの死を幇助することは許されないと主張するドイツ連邦医師会の執行役シュぺアリング役で瑞木健太郎、そして、心身共に健康体でありながら妻が亡くなってしまった現在の世界を受け入れられずに、自死の幇助を医師に求める老人リヒャルト・ゲルトナー役で山路和弘が出演。なお本作でも『テロ』と同様、1幕と2幕の間の休憩時間には、演じられたその討論を見聞きした観客による投票が行われた。また橋爪をはじめとするキャスト全員と石丸のコメント、舞台写真が到着した。リーディングシアター『GOTT 神』キャスト全員&石丸さち子のコメント(初日開幕時)■橋爪功シーラッハさんの作品に何度も出演してきましたが、今回の「神」はいろいろな意味で難しいと感じています。しかもリーディング形式で上演する事は簡単ではありません。リーディング公演として成立させるにあたり堅実に真摯に熱く作品に向き合う男優陣が揃いました。演出家とスタッフと共にお客様をお迎えすることを待つばかりです。■三浦涼介重く深い題材を討論する場を進行する倫理委員会委員長を担うにあたり、真摯に稽古を重ねてきました。石丸さち子さんの演出のもと優れた俳優陣と他に類のないリーディング公演で共演できる機会は貴重です。討論会に参加する形で客席にいらっしゃるお客様に作品の真髄を届けられるよう、休憩時間に投票までしてくださるお客様に作品に深い想いを抱いていただけるよう、精一杯務めたいと思います。ご来場をお待ちしております。■岡本圭人本日から幕が開きます。この舞台は、討論会を劇場にいらしたお客様と共に繰り広げていきます。お客様はどのように感じ、思っていただけるのでしょうか……演出家の石丸さち子さん、橋爪功さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できたことをとても光栄に思っています。そして、お客様と共にこの舞台を作り上げる時間をとても楽しみにしております。■浅野雅博他にはなかなか無いリーディング公演です。俳優にとってスリリングで早くお客様とセッションしたいと思いながら稽古をしていました。タイトルは「GOTT」「神」で、私の役は神に使える立場ですから、いかに説得力をもったセリフをお客様に聞いていただけるかを大切に考えてきました。三浦涼介さん以外、言葉を交わす相手役の俳優さんはおふたり共に初共演で、刺激を受けながら楽しく演らせていただいています。■石井一彰薬による自死幇助を医師に依頼する問題を討論する場に、石井一彰が法学者リッテンとして参加できること、石丸さんの演出のもと橋爪功さんはじめ素晴らしい俳優陣と共演できることを嬉しく思っています。この戯曲に向かい合い「皆で議論をする」という有り難い時空間に参加できることが純粋に喜びです。議論する題材、言葉がお客様に伝えられるよう、稀少な公演に前を向いて取り組んで行きたいと思います。■玉置孝匡難しい言葉を使った難しそうな討論が続きますが、実はこんなにわかりやすく、どなたにでも当てはめて考えていただける、シンプルで深い作品を私は他に知りません。医師による自死の幇助について観客の皆様と一緒に考え、そして観客の皆様に賛成か反対か投票していただくことを楽しみにしております。■瑞木健太郎どこの岸に辿り着くか、わからない……そんな稽古場は魅力的です。いろんなものをはらんでいるからです。今ここで起こっていること、ただただ、それに耳をすましてみる。そのとき何かが立ち上がってくるんです。昨日考えたプランも読みあさった本の知識も、なにもいらない。この作品で素敵な方たちと出会うことができ、感謝の思いでいっぱいです。■山路和弘高齢者の仲間入りした所為か「死」という言葉も存在感を増してきました。青春の時、淡い色さえイメージしていた「自死」。今では暗澹たる荒野に佇む孤独を想う。今回の作品に刺激され幾度か真剣に、死後2日目に後を追ったモディリアーニの妻や、尊厳死について家庭で話す事があった。「延命処置はやめて!」とか「病院で死にたくない!」とか。しかしいつも妻の「あんた先に死んだら殺すわよ」の一言で、我が家は平常に戻ります。■石丸さち子(演出)世の中には、決して答えの出ない問題がたくさんあります。問題を前に、様々な視点、利害、倫理観の違いが折り合うことなく存在して、「話し合う」という場や時間に、しばしば絶望させられます。どうぞ、舞台上で8人が展開する議論に耳を傾けにきてください。そこに世界が映っています。そして、自死を願うゲルトナーの弁護人という立場で、ビーグラーがいかに固定観念を覆していくか。若き医師ケラーが、渾身で訴えることは?そこに起きる揺らぎを、希望としたいと願いつつ、初日を開けます。撮影:引地信彦<公演情報>リーディングシアター『GOTT 神』作:フェルディナント・フォン・シーラッハ翻訳:酒寄進一(2023年 東京創元社「神」)演出:石丸さち子【出演】橋爪功三浦涼介岡本圭人浅野雅博石井一彰玉置孝匡瑞木健太郎山路和弘日程:2024年10月11日(金)~14日(月・祝)会場:東京・パルテノン多摩 大ホール公式サイト:
2024年10月15日出演に小山力也、千葉翔也、平川大輔、高橋広樹が決定チケット発売情報解禁ノサカラボ主催・企画・製作、としまミステリーフェス 朗読企画ノサカラボ 朗読で感じるミステリーの匣~江戸川乱歩『鬼』~ が2024年11月3日(日)~11月4日(月)にあうるすぽっと(東京都豊島区東池袋4丁目5-2 ライズアリーナビル)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月12日(土)10:00よりチケット一般発売開始です。カンフェティにて10月12日(土)10:00よりチケット一般発売開始 ノサカラボ としまミステリーフェス 「ノサカラボ」は人気演出家・野坂実を中心に2021年より始動した、世界中にある名作ミステリーを舞台化・上演していく長期プロジェクトです。今回は、江戸川乱歩生誕130年記念に豊島区で開催される「としまミステリーフェス」の一つとして、謎解きとして評価の高い江戸川乱歩の名作を豪華な声優と共にお届けいたします。<あらすじ>帰省中の殿村と親友の大宅幸吉が村はずれを散歩の途中、山犬に食い荒らされた若い女性の遺体を発見する。顔が判別できなかったが、着ていた着物から鶴子と判明。彼女は殺害された日、幸吉のイニシャル入りの手紙によって、呼び出されていたことが発覚。だが幸吉は手紙を渡していないと断言する。実は幸吉は鶴子とは親同士が決めた許婚であったが、彼は彼女を嫌っており、事件当日の夜は村から離れたN町に住む恋人と会っていたことを白状する。だが、当の恋人である絹子には、ずっと一人だったと証言。やはり幸吉が地獄から這い出た鬼のように残酷に鶴子を殺したのだろうか。▼江戸川乱歩 生誕130周年記念 『としまミステリーフェス』 記者発表会イベントレポート ノサカラボとは演出家:野坂実を中心に、世界中にある名作ミステリーを専門に舞台化するプロジェクト。2021年に発足し、声優の山寺宏一氏と水島裕氏がタッグを組み、全ての音を生演奏でお届けする『TASTE OF SOUND WAVE Reading with Live music「シャーロック・ホームズ」』シリーズや、アガサ・クリスティ原作・脚本の舞台「ホロー荘の殺人」、ゲーム「かまいたちの夜」の舞台化など、数多くのミステリーを上演している。公演概要としまミステリーフェス朗読企画ノサカラボ朗読で感じるミステリーの匣~江戸川乱歩『鬼』~公演期間:2024年11月3日(日)~11月4日(月)会場:あうるすぽっと(東京都豊島区東池袋4丁目5-2 ライズアリーナビル)■出演者11月3日(日)小山力也、千葉翔也ほか11月4日(月)平川大輔、高橋広樹ほか■スタッフ演出:野坂実原作:江戸川乱歩美術:仁平祐也舞台監督:木原歩音響:塚原康裕照明:萩原賢一郎映像:曾根久光衣裳:熊谷美幸ヘアメイク:Chiaki票券:野田紅貴・三本雅子(カンフェティ)当日運営:近藤侑風制作:石井咲江アシスタントプロデューサー:北川翔子プロデューサー:あきやまくみこ■公演スケジュール11月3日(日)13:00/17:0011月4日(月)12:00/16:00※開場は開演の30分前■チケット料金一般:3,000円子供:1,000円(小学生~中学生)(全席指定・税込)※未就学児入場不可■チケットスケジュール・『Nosakalabo Mystery Club』先行受付期間:10/3(木) 19:00~10/6(日) 23:59結果発表:10/10(木)※詳細は『Nosakalabo Mystery Club』にてご確認ください・一般発売発売:10/13(土) 10:00販売URL: ※10/30(水) 23:00以降は、当日引換券として各公演前日 23:00まで販売いたします<お問合せ>・公演に関するお問合せ先ノサカラボ info@nosakalabo.jp ・チケットに関するお問合せ先カンフェティ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年10月02日リーディング音楽劇『ジャングル大帝』の全キャストと公演詳細が発表された。手塚治虫の代表作として知られる『ジャングル大帝』は、1950年より連載開始された長編漫画で、人間に育てられた白いライオンの子・レオが成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた名作。2023年6月には、オーケストラや映像とともに朗読する“リーディング音楽劇”として初演された。今回の公演では、レオの生涯を2部作で描く。2023年の再演となるレオ編が、2024年12月11日(水) から16日(月) まで東京・有楽町よみうりホール、その続編となるルネ&ルッキオ編が、2025年1月10日(金) から13日(月・祝) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2025年1月18日(土) から31日(金) まで東京・有楽町よみうりホールで上演される。脚本・作詞は、自身も幼い頃からミュージカルに出演し、近年多くのミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍し若手で注目を集める福田響志。演出は、第49回菊田一夫演劇賞を受賞し、舞台作品のみならず『東京2020パラリンピック開会式』など幅広い作品で演出を手がけるウォーリー木下、音楽は、初演のレオ編でアフリカの大地を作曲した岩崎廉が担当する。2部作の前編であるレオ編で主演を務めるのは、舞台を中心に映像作品、バラエティ番組でも活躍するふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介。初演でもレオの成長を4人で表現し、レオ以外の役どころも演じ分けた4人が、レオが幼少期から大人になるまでの物語をさらにパワーアップさせて描き出す。また、今回初演となる後編のルネ&ルッキオ編で主演を務めるのは、少年忍者の深田竜生と黒田光輝。アイドル活動に加え、映像作品への出演やモデルとしての活動など多岐にわたり活躍の場を広げるふたりが、初めてリーディング音楽劇に挑む。そして、ルネ&ルッキオ編に永田崇人、西川大貴、工藤広夢、水嶋凜、ダンドイ舞莉花、上口耕平、宮原浩暢(LE VELVETS)の出演が決定。さらに、作品の世界観を表現するスペシャルコーラスの浦嶋りんこ、コーラスの吉田純也、ダンサーのホナガヨウコ、池田遼がレオ編のみならずルネ&ルッキオ編にも参加する。左より)浦嶋りんこ、吉田純也■永田崇人 コメント『ジャングル大帝』は小さいころよくビデオで観ていたので、身近でもありますしその分プレッシャーも感じています。道徳的にも素晴らしい作品ですし、リーディングだからこそ観ている方にゆだねられる部分も沢山あると思うので、それぞれのアフリカを想像しながら楽しんでいただけたらと思っています。ウォーリーさんとご一緒するのは約4年ぶり、10本目になります。僕の基礎を作ってくれたのは間違いなくウォーリーさんなので、師匠的存在です。ウォーリーさんがやっていることはいつも面白そうで、今回も手塚さんの描かれる世界の自由さなどがウォーリーさんにぴったりだと思っています。ひさびさにご一緒できますし、すごく嬉しいです。レオ編が直前にあり、盛り上がっている状態でこのルネ&ルッキオ編は始まると思うので、良いバトンを受け取って2作品で物語をきちんと届けられるよう、自分ができることを精一杯やりたいです。視覚で楽しめるのはもちろん、想像でもっともっと膨らんでいく作品だと思います。皆さんそれぞれの『ジャングル大帝』ができるようがんばります!劇場でお待ちしています。<公演情報>リーディング音楽劇『ジャングル大帝』原作:手塚治虫脚本・作詞:福田響志演出:ウォーリー木下音楽:岩崎廉【出演】■レオ編福田悠太辰巳雄大越岡裕貴松崎祐介(ふぉ~ゆ~)太田基裕梅田彩佳西川大貴ダンドイ舞莉花スペシャルコーラス/浦嶋りんこコーラス/吉田純也ダンサー/ホナガヨウコ池田遼【バンド】奥田真広一丸聡子朝里奈津美(パーカッション)宮崎達也(マルチリード)朝田英之(ギター)山口健一郎(ベース)中原裕章(キーボード)■ルネ&ルッキオ編深田竜生黒田光輝永田崇人西川大貴工藤広夢水嶋凜ダンドイ舞莉花上口耕平宮原浩暢(LE VELVETS)スペシャルコーラス/浦嶋りんこコーラス/吉田純也ダンサー/ホナガヨウコ池田遼【バンド】奥田真広一丸聡子朝里奈津美(パーカッション)宮崎達也/竹内理恵(マルチリード)朝田英之(ギター)山口健一郎(ベース)中原裕章(キーボード) 古賀敬一郎(マニピュレーター)【公演日程】■レオ編東京公演:2024年12月11日(水)~16日(月)会場:有楽町よみうりホール■ルネ&ルッキオ編大阪公演:2025年1月10日(金)~13日(月・祝)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ東京公演:2025年1月18日(土)~31日(金)会場:有楽町よみうりホール公式サイト:
2024年10月01日井上ひさしの名作『父と暮せば』を朗読劇『私の頭の中の消しゴム』で朗読劇ブームの火付け役となった岡本貴也が演出!株式会社エイジポップ主催、『父と暮せば』が2024年11月7日(木)〜11月10日(日)に新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8WaMall TOPS HOUSE ビル4階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2024年10月1日(火)12:00~発売予定です。カンフェティにて2024年10月1日(火)12:00~チケット発売予定 公式ホームページ 公式X@chichito_2024『父と暮せば』は1994年にこまつ座第34回公演として上演され、第二回読売演劇大賞優秀作品を受賞した作品で、今もなお再演し続けている井上ひさしの代表作です。竹造役を演じるのは、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズを経て、数々の舞台、映像作品で活躍している梶原善。美津江役にはフジテレビ月9ドラマ「366日」での存在感が話題になった鈴木絢音と豪華キャストの出演が決定しています。あらすじ昭和23年、広島。美津江は図書館に来たまじめな青年に一目惚れをした。その淡い恋心が、原爆で亡くなった父の霊を呼び醒ます。父の霊は美津江の恋を応援するが、美津江は幸せになることをためらう。それは、原爆で一人だけ生き残った後ろめたさからだった…。上演にあたりキャストからコメントが到着!竹造役: 梶原善<コメント>毎年、新聞・テレビ・本などで原爆の悲惨さにふれます。毎年、毎年ふれます。「本当に酷い」と思います・・・思うだけで、 それ以上の事が出来ない自分に不甲斐なさを感じつつ翌年を迎えます。そんな僕に井上ひさし先生の戯曲“父と暮せば”を朗読する機会を頂きました。原爆投下時、 そしてそしてその後の父と娘の思いを綴ったお話です。役者としてこの戯曲を朗読出来る事の感謝と、 そしてこの物語を通じて、やっと僕も被爆者の方々の気持ちを伝える事が出来るのかなと思います。皆様、是非、このお話を聞きに来てくださいです!<プロフィール>1966年2月25日生まれ。三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズを経て、舞台、映像作品に幅広く活躍。主な舞台出演作には、「アンナ・カレーニナ」「お勢、断行」「検察側の証人」「目頭を押さえた」「23階の笑い」がある。映像作品に映画「サユリ」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」「大名倒産」、ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」「ハヤブサ消防団」「鎌倉殿の13人」など出演作品多数。2025年2月、東京サンシャインボーイズ復活公演「蒙古が襲来」に出演予定。現在、三谷幸喜最新作映画「スオミの話をしよう」が公開中。美津江役: 鈴木絢音<コメント>この朗読劇のお話をいただいた時、私はとても悩みました。私に演じ切れるだろうか、と。でも ここで逃げたら絶対に後悔する、そう思い、演じる覚悟を決めました。精一杯演じさせていただきます。会場でお会いできますこと、楽しみしております。<プロフィール>1999年3月5日生まれ、秋田県出身。乃木坂46卒業後初となる連ドラ出演フジテレビ月9ドラマ「366日」での存在感が話題に。2013年3月に乃木坂46の第2期生オーディションに合格しデビュー。2018年8月にリリースされた21枚目のシングル「ジコチューで行こう!」で初選抜入りを果たし、2021年以降は選抜メンバーとして定着。同グループ随一の読書家としても知られており、2023年には"辞書"にまつわる自身の対談企画を書籍化した『言葉の海をさまよう』を発売。同年3月28日にLINE CUBE SHIBUYAにて行われた卒業セレモニーをもって乃木坂46を卒業した。演出:岡本貴也<コメント>わかったつもり、知ったつもりになっていました。けれど今初めてこの壮絶な戯曲と向き合い、原爆は私にとってまだまだ対岸の火事だったのだなと思い知らされました。この作品を作るには、俳優も演出家も当事者にならねばなりません。井上ひさしさんの残された思いを、被爆者の願いを、少しでも客席に届けられたらなと思っております。<プロフィール>劇作家、演出家。劇団ミュ主宰。神⼾市出⾝。主な脚本・演出作品は、・『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』15年連続再演中・⾳楽朗読劇『アシガール』『君の名前で僕を呼んで』・ミュージカル『⾳楽劇 李⾹蘭』(脚本・作詞)・ミュージカル『源⽒物語×⼤⿊摩季songs〜ボクは、⼗⼆単に恋をする〜』……など計100本以上の舞台を⼿がける。テレビドラマでは『戦後70年ドラマスペシャル妻と飛んだ特攻兵』(テレビ朝日)、『阪神淡路大震災20年ドラマ二十歳と一匹』(NHK)等がある。公演概要『父と暮せば』公演期間:2024年11月7日(木)〜11月10日(日)会場:新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8WaMall TOPS HOUSE ビル4階)■出演者梶原善鈴木絢音■スタッフ作井上ひさし演出岡本貴也美術仁平祐也照明岡田潤之音響植木博司ヘアメイク aico衣装上杉麻美演出助手矢島彩加小道具製作青木俊輔方言指導吉田愛花野村響舞台監督塩澤剛史宣伝美術山下浩介宣伝写真竹中圭樹制作・票券管理瀬尾里奈プロデューサー瀬尾タクヤ主催株式会社エイジポップ協力:株式会社A.M.Entertainment合同会社士言堂シス・カンパニー株式会社TSUMIKIdexiドリームプラス株式会社BLACK SHIP 株式会社■公演スケジュール11月7日(木): 19時11月8日(金):15時/19時11月9日(土):13時/17時11月10日(日):13時/17時■チケット料金7,000円(全席指定/税込)※当日券+500円◇一般販売(先着)2024年10月1日(火)12:00~◇当日指定席引換券受付期間:11/5(火)23:00~各公演前日 23:00【お問合せ】 info@agepop.net 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年09月14日Amazon オーディブルでは、宮崎あおいが朗読する村上春樹著「スプートニクの恋人」が配信スタートした。1999年に刊行された「スプートニクの恋人」は、22歳の春、生まれて初めて恋に落ちた主人公のすみれの心情を中心に描いたラブストーリー。今回本作の朗読を担当した宮崎は、「今回の朗読をきっかけに村上春樹さんの作品に出会うことができ、自分にとっては今だったんだ、と感じました」とコメント。また「想像していた以上にマイクでお芝居をしている感覚で、様々な登場人物や村上さんの表現を通して物語を楽しむことができたので是非、皆さんもお楽しみください」とメッセージを寄せている。Audibleでは、村上作品を豪華俳優陣による朗読で多数配信中。本作は、20作目のオーディオブック作品となっている。「スプートニクの恋人」はAmazon オーディブルにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年09月06日『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』が、2024年8月21日(水) に東京・シアタークリエで初日を迎えた。藤沢文翁が原作・脚本・演出を手がけるVOICARIONは、一流の役者たちの類稀な表現力と、同じく出演者のひとりとして物語を奏でる最上級の生演奏、美しい照明・美術、役者一人ひとりに合わせ丁寧に仕立てられた衣裳によって、観客の想像力を無限に羽ばたかせ、この上なく豊かな観劇体験を届けている人気シリーズ。『Mr.Prisoner』は2016年のVOICARION立ち上げ公演を飾った名作で、今回はオリジナルキャストである上川隆也、林原めぐみ、山寺宏一が再集結し、再々演される。また本作の舞台写真とキャスト3人によるコメントが到着。山寺は「沢山のお客様の前で演じられることの喜びを噛み締めています。自分の集大成ともいえる大大大好きな作品です。自分が書いた訳ではありませんが(笑)。それくらい、今まで声優として培ってきたものをすべて表現できたらと思っております」と本作に懸ける想いを語った。上川は3度目の上演となる本作に対し、新鮮な気持ちで向き合えているという。その理由について「限られた稽古期間で的確に演出してくださる文翁さんと、それをしっかりと具現化される山寺さん、林原さんという共演者を目の当たりにして、僕自身も5年前、8年前とは決して同じではいられなかったというのが真相だと思います」と語り、「こうして初日を迎える直前の空気も、和んでいるようで、実は目に見えないピリピリ感があり、しかしそれも心地良いものだと感じています。こうした演劇環境の中でお客様と向き合えることを、本当に幸せに思います」と今の心境を明かした。林原は「日頃演じている姿を皆さんにお見せすることのない仕事ですけれども、キャラクターを行き来して、時代を行き来して、皆さんの脳裏に景色をお届けする誘い人となるべく、五十路を越えてまさかの初体験となる2週間という公演期間、楽しみながら、そして、引き締めながら、挑みたいと思っています」と意気込みを語った。『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』は、9月1日(日) まで同所で上演される。『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』山寺宏一、上川隆也、林原めぐみのコメント全文■山寺宏一待ちに待った『Mr.Prisoner』再々演、開幕しました!沢山のお客様の前で演じられることの喜びを噛み締めています。自分の集大成ともいえる大大大好きな作品です。自分が書いた訳ではありませんが(笑)。それくらい、今まで声優として培ってきたものをすべて表現できたらと思っております。生きていく上で大切な言葉がたくさん散りばめられた美しい作品。演じていていつも涙と鼻水が止まらないのですが……なんとかそれを堪えて、お客様に感動していただけるように。200%信頼できる共演者、スタッフに囲まれて、あとは自分が頑張るだけです。これが面白くないと言われたら、もう朗読劇には出ません。声優を辞めます!……なんて思うくらい、おすすめの作品。是非、観ていただきたいです!■上川隆也山寺さんが不穏なことをおっしゃっていますが、私と林原さんで全面的にお止めいたしますので、まずファンの方々はご安心いただきたいと思います(笑)。最初にご一緒した2016年から数えて8年目。三演目を迎えた『Mr.Prisoner』ですが、実に新鮮に作品に向き合えています。限られた稽古期間で的確に演出してくださる文翁さんと、それをしっかりと具現化される山寺さん、林原さんという共演者を目の当たりにして、僕自身も5年前、8年前とは決して同じではいられなかったというのが真相だと思います。こうして初日を迎える直前の空気も、和んでいるようで、実は目に見えないピリピリ感があり、しかしそれも心地良いものだと感じています。こうした演劇環境の中でお客様と向き合えることを、本当に幸せに思います。新たな『Mr.Prisoner』をお届けできる強い予感とともに、お客様の前に臨みたいと思います。■林原めぐみ日頃は声優として、人からは見えないところで仕事をするのを生業としておりまして、外に出るのは大変苦手なのですが、山寺さんや上川さんや、本当に素晴らしい脚本とスタッフの皆さんに囲まれて、こんな私を外に引っ張り出していただいて、日の目を見る場所に連れてこられるというのもすごく運命だなと感じているところです。ロンドン塔の地下3階ですけれども(笑)。日頃演じている姿を皆さんにお見せすることのない仕事ですけれども、キャラクターを行き来して、時代を行き来して、皆さんの脳裏に景色をお届けする誘い人となるべく、五十路を越えてまさかの初体験となる2週間という公演期間、楽しみながら、そして、引き締めながら、挑みたいと思っています。よろしくお願いします。【あらすじ】19世紀英国ロンドン塔(Tower of London)地下3階には光を通さない分厚い鉄扉の独居房があったそこにはひとりの囚人が幽閉されていて囚人の周囲には、不思議な指示が出されていたという……“牢屋番は耳の不自由なものにせよ”囚人番号252号……彼は「絶対に声を聞いてはならない囚人」と呼ばれていた……<公演情報>プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~原作・脚本・演出:藤沢文翁作曲・音楽監督:小杉紗代出演:上川隆也林原めぐみ山寺宏一【ミュージシャン】ピアノ:斎藤龍ヴァイオリン:印田千裕チェロ:堀沙也香(出演:8月21日(水)~24日(土)・9月1日(日))/印田陽介(出演:8月25日(日)~31日(土))パーカッション:稲野珠緒日程:2024年8月21日(水)~9月1日(日)会場:東京・シアタークリエチケット情報:()公式サイト:
2024年08月22日「包あん機」を開発した林⻁彦とそれを支えた妻の物語を 朗読劇で上演kimagure studio presents 朗読劇 『すっぴん 2024』が2024年11月13日 (水) 〜 2024年11月17日 (日)にすみだパークシアター倉(東京都 墨田区 横川 1-1-10)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月8日(月)10:00より先着先行受付開始です。カンフェティにて7月8日(月)10:00よりチケット先着先行受付開始 公式X 2020年に上演し好評だった「すっぴん」の再演、2024年版!世界的に活躍している“包む機械”の開発に奮闘した夫婦の物語。心踊るメンバーでお届けします!乞うご期待。7/8(月)10時より先着先行受付開始!【あらすじ】「夫が守ったのは、包むことの、やさしさでした。」 ⽢いもの好きの主⼈公・和⼦(かずこ)は、 不愛想な和菓⼦職⼈、林⻁彦(はやし とらひこ)と結婚。 魔法のように美味しい菓⼦を次々と⽣み出す⻁彦だったが、店が繁盛するにつれ、 まるでロボットのように餡を包み続ける日々に忙殺されていく。ある日、⻁彦は餡を⾃動で包める機械「包あん機(ほうあんき)」の開発を思い付くが……。これは世界に誇る和菓⼦の未来を⼤変貌させた男と、 男をやさしく包み込んだ⼥の、飾り気のない“すっぴん”の日々の物語。kimagure studio 代表(俳優・企画・制作)大野 泰広(おおのやすひろ)【プロフィール】俳優・脚本・演出・映像制作などクリエイティブに活躍。 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「真田丸」舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」作・演出三谷幸喜、など多数出演。 Amazonプライム・オリジナルドラマ「ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~」では脚本を担当。クリエイターユニットkimagure studioの代表も務め、地域×お店×俳優でつくる地域短編ドラマ「ストーリーズ」などを制作中。【今回の公演の意気込み】世界的に活躍している「包む機械」の開発に人生を捧げた男とそれを支えた妻の物語。現代にも通じる“大切なこと”が詰まったこの物語をぜひ多くの方に届けたいです。公演概要kimagure studio presents朗読劇 『すっぴん 2024』公演期間:2024年11月13日 (水) 〜 2024年11月17日 (日)会場:すみだパークシアター倉(東京都 墨田区 横川 1-1-10)■出演者上野なつひ⼤野泰広⼩川⿇琴坂本真⽥中達也⼩林隆【演奏】山本清香■スタッフ原作「すっぴん」著・林和⼦脚本:⼤野 泰広演出:⽩⿃ 雄介(ストスパ)■公演スケジュール11月13日(水) 19:0011月14日(木) 19:0011月15日(金) 14:0011月15日(金) 19:0011月16日(土) 13:0011月16日(土) 18:0011月17日(日) 13:00※11/14(木) 19:00公演・11/15(金) 19:00公演は、終演後にアフタートークイベント付き※受付開始は開演の45分前、開場は30分前■チケット料金全席指定:5,800円(税込)先着先行受付7月8日(月) 10:00~7月21日(日) 22:00※特典:公演限定ポストカードプレゼント当日受付にて先行販売チケットと引き換え 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月04日朗読劇『5years after』ver.11が、5月21日赤坂レッドシアターにて開幕した。本公演は、3名の俳優が主人公・水川啓人の20歳、25歳、30歳と、彼の人生に関わる様々な人々、計60役を演じ分ける役替わり朗読劇。松本幸大、三好大貴、森山栄治による前半チームと今江大地、佐伯亮、南圭介の後半チームが、それぞれ6公演、全公演異なる配役を演じる。初日となった5月21日15時公演は、20歳の水川啓人を松本幸大、25歳を三好大貴、30歳を森山栄治が演じた。本作は3章に分かれており、就職活動をきっかけに自分の夢を見つめ直す20歳、思わぬ出会いから新たな道に踏み出す25歳、さらに思わぬ壁にぶつかる30歳と、人生における転機を5年ごとのタイミングで描く。3人は各年代の悩みや変化を等身大の演技で見せるとともに、身近に感じられる友人や両親、個性的だがどこかで見たことがある人々を魅力的に演じ分ける。「台本を読む(目を離さない、噛まない)」「椅子から立たない」といったルールの中、お互いに目を合わせることなく、声や気配をもとに芝居を組み立てていく。そのため、同じキャラクターを別のキャストが演じる時は、先に演じたキャストの声をヒントに芝居を寄せていたり、それぞれの個性が出ていたり。各キャストがどう聞かせてくれるかというワクワクも見どころのひとつとなっている。そして、約60分の本編後は30分間の“反省会”。MCを務める本作のプロデューサー・難波利幸は「60役あるので変なキャラクターもたくさん出てきましたが、稽古から見ているとこの3名が一番変です」とユーモアを交えて3人を呼び込む。公演の振り返りでは、三好が「B(25歳の水川啓人)を演じる時は、暗黒の不思議ちゃんが悩みどころですよね。難しいのはセバスチャン(ぬいぐるみ)をどう持つか。ト書きに指示がないので、1週間前くらいに見た人を参考にしました。基本みなさん大事に抱えてるじゃないですか。首根っこを掴んでいる人を見て、今日はそうやって持ちました」と解説。また、台本から目を離してはいけないというルールがあるものの、演出の堤泰之から「セバスチャンに語りかける時だけは目を離していいよ」と言われたと明かした。松本の「今までもセバスチャンと話す時は目を離して良かったんですか?」という質問に、難波は「そうですね。今まで100公演以上やっているのでいろいろなセバスチャンがいました。(セバスチャンが)ものすごく大きかったり、遠くにいたり」と答える。それを受けて森山が「じゃあ例えばお客さんをセバスチャンにしてもいいんですね」と提案して笑わせた。さらに、堤からは啓人よりもサブキャラクターに対する注文が多いこと、各キャラクターのイメージといった裏話に客席からは大きな笑い声が。細川圭一が手がけた音楽についても触れながら、今回の役作りについて語っていく。2章で松本が演じた「クールな社員」の個性的なポージング、松本が演じたみう(年下彼女)と森山が演じた真希(大人な彼女)、三好が演じた母恵夢(30歳の啓人の彼女)をはじめ、クセが強い人物たちの話は特に大きな盛り上がりを見せた。そして、三好は「こーてぃ(松本)さんが演じるお母さんが好き。親子の会話を聞いていると泣いてしまうんですよね」とグッとくるポイントを挙げる。松本は「啓人にとっての最後の救い。“ザ・お母さん”をイメージしました」と語り、同シーンで啓人を演じた森山は「お母さんとのシーンは息子に戻るのを意識しました」と、“啓人”の中でも変化をつけたことを明かす。振り返りが盛り上がった結果、この回の質問コーナーは子供時代の思い出を3人が駆け足で語ることに。微笑ましい思い出や作品に絡めた話で客席を笑わせた後、松本は「僕ら前半チームは全部平日で大変ですが、来てくださって嬉しいです。みなさんに喜んでいただけるよう、みんなで作っています。最後まで応援よろしくお願いします」と挨拶。三好は「いいことはおふたりが言ってくれると思うので、僕からは雑学をひとつプレゼントします。パンの袋を留める水色のあれ、なんていうか知ってます?バッククロージャーって言うんです。おそらく知っている人はほとんどいないので、ドヤ顔で使ってください」と笑わせる。最後に森山が「夜は3人がまた違う役を演じるので、全然違う印象になると思います。ぜひまた遊びに来てください」と締め括った。<公演情報>役替わり朗読劇『5years after』ver.115月21日(火)~26日(日)劇場:赤坂レッドシアター作・演出:堤泰之音楽:細川圭一【出演】■前半チーム 5月21日(火)~23日(木)松本幸大三好大貴森山栄治■後半チーム 5月24日(金)~26日(日)今江大地佐伯亮南圭介【チケット】価格:7,000円(税込・全席指定)※未就学児不可公式サイト:
2024年05月22日Amazonオーディブル(以下、Audible)は、湊かなえの短編集「サファイア」を永作博美の朗読で配信開始。永作さんは、同作に収められた「ムーンストーン」を映像化した2016年のオムニバスドラマで主人公を演じている。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱っているAudible。今回配信がスタートしたのは、2012年に刊行された湊さんの短編集「サファイア」。表題作ほか「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」全七篇を収録している。永作さんは「心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました」とコメントしている。永作博美さんコメントこの作品は心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました。物語を自分自身で読むのと違って、私が読んだ感覚で聴く方に伝わるので、湊先生が描かれた、「すごく繊細で、すごくやさしいのに、すごく怖い」というゾワっとした感覚を朗読で伝えたいと思いました。オーディオブックは、本当は存在しない異空間の世界を自分の耳で聴いて楽しむことができます。子供の頃に、親に毎日本を読んでほしいと思った時のように、自分の中にはなかった風景や感情が生まれる面白い体験です。ぜひAudibleでお楽しみください。「サファイア」あらすじあなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。「やっと、自分から欲しいものを言ってくれた」と喜んでくれた彼は、誕生日の前日、待ち合わせ場所に現れなかった……。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日リーディングシアター『GOTT 神』が、2024年10月11日(金) から14日(月・祝) に東京・パルテノン多摩 大ホールで上演されることが決定した。『GOTT 神』は、処女作『犯罪』で鮮烈な作家デビューを果たした弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハの最新戯曲。演出は、ミュージカルからストレートプレイまで様々な作品を意欲的に創作している石丸さち子が手がける。『犯罪』『罪悪』『テロ』などシーラッハ作品に数多く出演してきた橋爪功が、自死を望む老人の弁護人として、『テロ』と同じビーグラー役を演じる。また本作は、倫理委員会主催の討論会に各界の参考人たちが集まり、自死や医師によるその幇助を巡っての是非を討論をする形式となっており、進行役の倫理委員会委員長役を三浦涼介、若き倫理委員会委員で、様々な角度から識者に質問を投げかけるケラー役を岡本圭人が務める。さらに神学の立場から死を語る司教ティール役で浅野雅博、法律家の立場から死を顧みる参考人のリッテン役で石井一彰、眼科医ブラント役で玉置孝匡、医師たるもの死を幇助することは許されないと主張するドイツ連邦医師会の執行役シュぺアリング役で瑞木健太郎、そして、心身共に健康体でありながら妻が亡くなってしまった現在の世界を受け入れられずに、自死の幇助を医師に求める老人リヒャルト・ゲルトナー役で山路和弘が出演する。本作でも『テロ』と同様、1幕と2幕の間の休憩時間には、演じられたその討論を見聞きした観客による投票が行われる。■石丸さち子 コメント舞台は、独倫理委員会主催の会議の場。公開の討論会が行われます。議題は、ゲルトナー氏の訴えに端を発します。妻を喪い、死を選びたい彼に、医師は致死量の薬品を処方できるか否か、処方すべきか否か。討論しあうのは、医師、法学者、医師会役員、カトリック教会の司教、そして、ゲルトナーの弁護士、ビーグラー。日本では「安楽死」と呼んで一様に語られることが多いのですが、この討論では、自殺幇助、嘱託殺人、延命措置の中止による消極的臨死介助、死に至る薬を処方する積極的臨死介助、と、高齢者の命の価値、と、様々な観点から語られていきます。……いかめしい漢字ばかり並んでしまいますが、どれもとても身近だと思えます。スイスの臨死介助組織に、自らを託す方々のニュースを御覧になって皆様、どう感じられたでしょう?自らの人生の幕引きを決定する自由意志、命の選択権は、誰にあるのでしょう?ここから、討論は、タイトルになる「神」の意志についてに移行していきます。死について語ることは、どう生きるかについて語ること。そして、他者の人生にどう向き合うかを語ること。劇場では、この公開討論を聞いた上で、実際にお客さまに意見の投票をしていただきます。橋爪功さんを中心に、今を生きる様々な年代の素晴らしい俳優陣と、この作品を読み解いていけることを、僥倖と感じています。<公演情報>リーディングシアター『GOTT 神』作:フェルディナント・フォン・シーラッハ翻訳:酒寄進一(2023年 東京創元社「神」)演出:石丸さち子【出演】橋爪功三浦涼介岡本圭人浅野雅博石井一彰玉置孝匡瑞木健太郎山路和弘日程:2024年10月11日(金)~14日(月・祝)会場:東京・パルテノン多摩 大ホール公式サイト:
2024年04月25日朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が、4月18日(木) に東京・シアター1010で初日を迎えた。原作は、「昔ばなしなのに新しい!」と話題になり、2020年本屋大賞にノミネートされた本格ミステリ『むかしむかしあるところに、死体がありました。』。誰もが知っている“日本昔ばなし”をベースにした短編ミステリが収録された本シリーズは全3作となり、累計発行部数50万部を突破する人気シリーズとして知られる。今回は、そのシリーズの中から厳選された3作『一寸法師の不在証明』『花咲か死者伝言』『絶海の鬼ヶ島』が朗読劇として上演される。このたび、ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』や、ミュージカル/舞台『刀剣乱舞』シリーズでもお馴染みの田村升吾、加藤将、健人が出演した初日公演のオフィシャルレポートが到着した。第一話『一寸法師の不在証明』ミステリアスな音楽とともに、“昔話”を思わせる和柄でデザインされた3階建てのセットがステージ上に現れる。スクリーンに第一話のタイトル『一寸法師の不在証明』と登場人物が投影され、第一話の語り部となる「大臣の家来・江口」役を演じる田村につづき、一寸法師役の加藤と赤鬼役の健人がステージに現れる。赤鬼を退治し村を救った一寸法師は、打ち出の小槌で大きくなり、春姫と夫婦になりめでたしめでたし……ここまでは誰もが知っている“一寸法師”のストーリー。本作の見どころはここからの展開だ。一寸法師と春姫の婚儀の日、春姫の父である大臣の家来である江口のもとに黒三日月という男が現れる。黒三日月は、春姫が赤鬼に襲われた村で冬吉という男が殺されたと語る。その殺害容疑に一寸法師の名前が挙がるのだ。しかし、一寸法師には鬼の腹の中にいたというアリバイがあり……果たして冬吉を殺したのは誰なのか…江口と黒三日月が捜査へと繰り出す。田村升吾18日公演キャストである田村・加藤・健人は共演経験もあり、3人によるコンビネーションある掛け合いがテンポよく物語を進めていく。昔話でありながら、時折見せる現代風のコミカルな会話に、会場からも思わず笑い声が漏れる。物語に緩急をつけながら、田村演じる家来の江口と、健人演じる黒三日月による捜査が進む。推理を披露する江口(田村)はどんどん勢いを増し、容疑をかけられた一寸法師(加藤)もヒートアップ。そして、物語は誰もが予想できない衝撃的な結末へ──。事件解決の後味も爽やかで、まさに、朗読劇ならではの“昔話と本格ミステリの新たな融合”を披露した。第二話『花咲か死者伝言』続いて第二話『花咲か死者伝言』で語り部となるのは、加藤将演じる「犬」。愛らしい犬のキャラクターに加え、健人演じる“花咲か爺さん”と田村演じる“婆さん”の会話も、みんなが知っている昔話らしいやりとりで微笑ましい。しかしある日、花咲か爺さんの死体が発見され……。物語が進むにつれ、次々と現れる怪しい人物たち。加藤演じる犬の次郎(じろ)は、自分なりに推理しながら事件の経過を見守るのだった。爺さんとの楽しい思い出を振り返りながら辿り着く結末とは──。加藤将第三話『絶海の鬼ヶ島』最後となる第三話『絶海の鬼ヶ島』では、お馴染みの“桃太郎”の一場面も披露。桃太郎の鬼退治シーンを迫力満点に表現。緊張感あふれる展開で、加藤演じる桃太郎の堂々とした登場に会場も惚れ惚れする。やがて物語は、鬼退治から数年後、生き延びた鬼たちが残された島へと移る。今回の語り部となるのは、健人演じる「鬼太」。逃げ場のない島で、鬼の仲間たちがひとり、またひとりと殺されるのだ……。そこで疑われた鬼太(健人)は、自分が犯人ではないことを証明するため奮闘するが、まさかの展開が待っていた──。健人アフタートーク田村、加藤、健人の3名は公演初日を終えてホッとした様子で「ありがとうございました!」と観客へ向けて挨拶する。フリートークでは、各物語を振り返りながら、加藤が第一話の『一寸法師の不在証明』について「身長186cmあるけど一寸法師やらせてもらいました」と発言し会場からも笑いが起こる。田村は第二話の『花咲か死者伝言』について「ミステリーものとして一番好き」と語り部の“犬”の最後のセリフを振り返りながら語る。そして健人は、最後の物語は鬼がたくさん登場することについて、「みなさん、後半は何鬼かわからず“鬼鬼パニック”になりませんでしたか!?」と観客に向けて問いかけ、盛り上がりを見せた。最後に、3人はそれぞれ感謝の言葉を述べ、観客からの盛大な拍手で見送られた。<公演情報>朗読劇『むかしむかしあるところに、死体がありました。』原作:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人 著/双葉文庫)【ストーリー】Story1『一寸法師の不在証明』お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めておりました……。Story2『花咲か死者伝言』灰をまいて、花を咲かせていたお爺さん。お殿様からもらったご褒美を、村に寄付するような優しい人でしたが、殺されてしまいました……。Story3『絶海の鬼ヶ島』鬼ヶ島で行われた桃太郎とその仲間たちVS鬼たちの戦いは、桃太郎側の勝利に終わりました。でも本当の戦いが、そこから始まったのです……。【出演】4月18日(木):田村升吾・加藤将・健人4月19日(金):赤澤遼太郎・宮崎湧・松田岳4月20日(土):下野紘・岡本信彦・松岡禎丞【公演日程】2024年4月18日(木)~20日(土) 東京・シアター1010配信チケット:()公式サイト:青柳碧人・双葉社/エイベックス・ピクチャーズ株式会社
2024年04月19日伊藤沙莉のファーストフォトエッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」が、本人の朗読でオーディオブック化されることが決定。Amazonのオーディオブック配信サービス「Audible」にて配信開始された。数々の話題作に出演し、NHK朝ドラ「虎に翼」の主演にも抜擢され、さらに注目を集める伊藤沙莉。全編本人書き下ろしによるフォトエッセイは、生い立ちから9歳のデビュー、オーディションに落ち続けていた下積み時代、そして大切な伊藤家の家族への思い…。大転機のひとつとなった連続テレビ小説「ひよっこ」の米子役以来の展開まで、折々の気持ちを赤裸々に綴った。本著の刊行から2年9か月。その後の変化を自ら語る限定コメントも収録し、この度、オーディオブック特別版としてリリースした。オーディオブック配信に際して:伊藤沙莉コメント自分をさらけ出して書いたものなので、少し恥ずかしさは正直あって私そのものが詰まったような本なので無理なく背伸びせず、等身大で語るものになればいいなと思って臨みました。ちょっとでも伊藤のことを知りたいと思ってくださった方がへぇそうなんだ、みたいなふうに聴いて頂けたら嬉しいです。(伊藤沙莉)オーディオブック「【さり】ではなく【さいり】です。」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月23日映画化を経て、今度は朗読劇となる『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』。原作者の渡辺俊美役を務めるのは山崎樹範さんだ。朗読劇の可能性が広がる気がして、公演が楽しみです。朗読劇について「普通の舞台と比べ、本を手にしたままとか、表情でお芝居を見せられないなどの制約がある」ことから、度々難しさを感じていたそう。「でも今回は、兼重(淳)さんが劇中で映像を使う演出をしたり、僕らが歌う場面もあって、面白いことになってきたなって。そもそも、朗読劇とはこういうものだと、僕の勝手な決めつけがあったのかもしれないということに気づかされました。別に本を持たなくてもいいし、会話から始まってもいい。もっと自由に捉えることで朗読劇の可能性が広がる気がして、公演が楽しみです」俊美の人柄や人生観の、核となる部分を見つけて体に落とし込み演じたい、と山崎さん。「原作を読んだ時、3年間で作った“461個”というお弁当の数にただ驚きました。僕も必要に応じて料理はしますが、レパートリーってそうそう増えるものじゃないのに、ほぼ毎日作り続けていたという卵焼きにもこんなにバリエーションがあるのかって。積み重ねてきたからこその説得力と強さがあると思いました。そのモチベーションの元になるのは息子さんへの愛、そしてタイトルにもある“男の約束”なんですよね」俊美の息子・登生役に抜擢されたのは、田村海琉さん。「初対面の時、顔はちっちゃいしめっちゃかっこいいこんな子が僕の息子か…と緊張してつい敬語になっちゃって(笑)。でもそうもしていられないので、まず僕らが親子であるということを納得させるぐらいの関係性を築くことが、今は最優先です」日頃、舞台稽古には奥様が作るおにぎりを持参していくそう。「それを見た共演者が、『いいですね!』と言ってくれるんです。その言葉が欲しくて、今回も妻のおにぎりを持っていくと思います(笑)」朗読劇『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』3月9日(土)~17日(日)銀座・博品館劇場原作/渡辺俊美『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス)脚本・演出・映像監督/兼重淳出演/山崎樹範、田村海琉ほか一般8800円サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(平日12:00~15:00)原作はシングルファーザーのお弁当ライフを記録したエッセイ。著者はTOKYO No.1 SOUL SETほか、複数のバンドやソロミュージシャンとして活躍する渡辺俊美さん。息子の「パパの弁当がいい」というひと言から始まったお弁当作りは、高校3年間で461個!少しずつ上達していく弁当作りの様子を写真付きで紹介し、弁当を通して生まれる父子の交流を綴るなど、愛と涙と笑いに溢れた至極の一冊。マガジンハウス文庫715円やまざき・しげのり1974年2月26日生まれ、東京都出身。劇団カムカムミニキーナ所属の俳優。5月には舞台『女の友情と筋肉 THE MUSICAL -幸せの上腕二頭筋-』に出演予定。※『anan』2024年3月13日号より。写真・中島慶子スタイリスト・三宅 剛ヘア&メイク・伊東真美取材、文・宮浦彰子衣装協力・THE JEAN PIERREVICTIM(by anan編集部)
2024年03月13日『~Fallait pas le dire~「それを言っちゃお終い」VIII.~ドラマ・リーディング~』が、2024年3月29日(金) から4月15日(月) に東京・六本木トリコロールシアターで上演される。本作は、パリのTheatre De La Renaissanceをはじめ、フランス・ヨーロッパで繰り返し上演されているSalome Lelouchによる『~Fallait pas le dire~』を原作とした現代劇。第8回目となる今回はドラマリーディングとして上演され、松本幸大・瀬戸かずやが出演する。演出・プロデュースは、映画や舞台女優として多くのステージに出演し、数々の舞台をプロデュースするなどプロデューサーとしても活躍している白樹栞が手がける。■松本幸大 コメント議論好きで、思慮深い男らしい男!?そして彼女役と……2役に挑戦!ご期待ください!■瀬戸かずや コメント思ったままを口に出してしまう自由奔放な可愛い女とコケティッシュな大人の男……2役を演じ分けます!<公演情報>~Fallait pas le dire~『それを言っちゃお終い』VIII.~ドラマ・リーディング~原作:Salome Lelouch『~Fallait pas le dire~』翻訳:岩切正一郎演出:白樹栞出演:松本幸大瀬戸かずや日程:2024年3月29日(金)~4月15日(月)会場:東京・六本木トリコロールシアター六本木トリコロールシアター 公式サイト:
2024年03月11日役替わり朗読劇『5years after』(ファイブ・イヤーズ・アフター)が赤坂レッドシアターにて開幕しました。本作は、朗読劇『5years after』(上演時間60分)と反省会『3actors talk』(30分)の2部構成で上演。作・演出は堤 泰之。室 龍太、久保田秀敏、谷 佳樹の3名の俳優のみが出演し、3人で1公演60役を演じます。その後、反省会で当日の公演を振り返ります。2月20日の開幕に合わせて、早くも次回公演、役替わり朗読劇『5years after』ver.11+反省会『3actors talk』の上演が決定!今回のver.10でも、本作を実際に演じる俳優ならではの視点で次回作に出演する俳優陣にエールを送ります!?【初日公演レポート】2月20日(火)の昼公演では、20歳の水川啓人を室龍太、25歳を久保田秀敏、30歳を谷佳樹が演じた。大学生の水川啓人がミュージシャンを目指すことから始まり、とある出会いがきっかけで、違う人生で成功を収め、またあるきっかけで人生が大きく動いていく。ジェットコースターのような物語が三章構成で描かれる。この朗読劇のルールは、「台本から目を離さない」「椅子から立たない」こと。身体表現を極力排除し、声だけで様々な人物を表現する。作中では、それぞれが演じる5年ごとの啓人に加え、両親や大学の友人など、個性的なキャラクターが次々に登場。「オタクっぽい社長」や「年下の可愛い系彼女」、「年上のクール系彼女」といったト書きをもとにそれぞれが自由な解釈で演じる。60分の公演で60役が登場するため啓人以外の登場時間はそう多くないが、強烈な印象を残すキャラクターも多かった。「椅子から立たない」というルールはあるが、それぞれが足の組み方や座り方を変えたり椅子の背もたれに足を乗せたり、物語やキャラクターを想像させるための工夫を凝らす。だが、「役者同士で目を合わせない・台本から目を離さない」という制限があるため、キャスト同士はお互いが何をしているかわからない。観客が3名の声でシーンを想像するのと同じように、キャスト同士もそれぞれの声を聴いて想像しながら芝居を合わせていく様子が面白い。テンポのいい会話劇に客席が沸いたり、谷の振り切った芝居に室が笑いを堪えていたり、久保田や室が「椅子から立たない」というルールギリギリのラインを攻めたり。コミカルさ満点だが、両親とのシーンなどではグッと心を掴む。思い切り笑い、本作のテーマであり作中でも度々出てくる「enjoy your life!」について考えさせられる朗読劇だった。そして、本編の後は30分間の“反省会”が行われた。本作のプロデューサーである難波利幸がMCを務め、まずは役の振り返りからスタートする。開始早々ボケを連発する室と久保田、自身もボケつつツッコミを入れる谷、3人のボケをスルーして進める難波のコンビネーションに、客席からは大きな笑い声が。この日は1回目の公演らしく稽古場や舞台裏、3人の関係性が伝わるトークも。室と久保田のボケを谷が全て拾い、関西人の室が「(谷のツッコミが)早いわ~、これだから関西人嫌やねん!」といじる仲の良いやり取りに笑い声はどんどん大きくなっていく。本来は10分程度で終わる予定だったというコーナーだが、トークが盛り上がりすぎてこの時点で20分程に。来場者へのプレゼントコーナーを挟み、エピソードトークに進む。12公演で幼い頃から順に話していくそうで、この回は幼少期~小学生の思い出をそれぞれが語った。室は「小さい頃は全く喋りませんでした。でも今も人見知りです。稽古1日目とかそうだったじゃないですか」と語るが、久保田は「えっ?」と困惑気味。どんどん脱線していく話に谷が「皆さん本番の話覚えてます?(記憶から)消えましたよね」と客席に尋ねる一場面も。 「最近一番好きな食べ物はなんですか」という質問に悩む室に客席から「可愛い」という声が上がると谷が「可愛いの?」と不思議そうにしたり、久保田の「フルーツで言うと実家で作っているあまおうを食べました」という答えに2人が「マジ!?すごい!」と食いついたり。作品についての理解を深められ、キャスト陣の人となりや生い立ちにも触れられるトークだった。本作は公演ごとにキャストが演じるキャラクターの組み合わせが変わり、その日の公演に合わせて反省会の内容も変化する。次はどんな本編と反省会になるかワクワクし、「また見たい!」と感じさせられた。文・撮影:吉田沙奈(写真は全て反省会より)次回公演:役替わり朗読劇『5years after』-ver.11-+反省会『3actors talk』5月21日(火)~26日(日)まで、全6日間12回公演を、前半3日間6回公演と後半3日間6公演にキャストを変えて上演いたします。前半チームが松本幸大、三好大貴、森山栄治。後半チームが今江大地、佐伯亮、南圭介。3キャストで1公演60役を演じ、反省会で当日の公演を振り返ります。■朗読劇『5years after』(ファイブイヤーズ・アフター)《60分》主人公・水川啓人(みずかわけいと)の20歳、25歳、30歳、5年ごとに起きた人生の転機とは?本作は三章に分かれおり、第一章では20歳、第二章では25歳、第三章では30歳の水川啓人が登場します。3名がその20歳、25歳、30歳の水川啓人を別々に演じます。水川啓人を演じない章の2名の俳優はその章に登場する老若男女さまざまな役柄20役を演じ分けます。つまり、3名の俳優が三章合計で60役を演じることになります!その中で主人公・水川啓人の人生が浮かび上がります。20歳、25歳、30歳の水川啓人は回ごとに演じる俳優が順番に変わっていき、観るたびに新たな発見があることでしょう。■反省会『3actors talk』(スリーアクターズ・トーク)《30分》毎回役替わりで演じるため、反省会と銘打って、その日に演じた役柄の印象や役作りの裏話、そして水川啓人を演じた3名の俳優が日々どう過ごし、どう生きてきたか。役作りを通して各キャストの本音や人間性に迫り、俳優としての生き様に迫ります。その中で朗読劇のテーマでもある『enjoy your life!』が浮かび上がります!<公演概要>★タイトル:役替わり朗読劇『5years after』ver.10作・演出:堤 泰之音楽:細川圭一出演:室 龍太久保田秀敏谷 佳樹劇場:赤坂レッドシアター日程:2024年2月20日(火)〜25日(日)2/20(火)15:00/19:002/21(水)15:00/19:002/22(木)15:00/19:002/23(金)13:00/17:002/24(土)13:00/17:002/25(日)13:00/17:00チケット:好評発売中!チケット料金:7,000円(税込・全席指定)※未就学児不可★タイトル:役替わり朗読劇『5years after』ver.11作・演出:堤 泰之音楽:細川圭一出演:★前半チーム5/21(火)~23(木)松本幸大三好大貴森山栄治★後半チーム5/24(金)~26(日)今江大地佐伯 亮南 圭介劇場:赤坂レッドシアター日程:2024年5月21日(火)~26日(日)★前半チーム2/21(火)15:00/19:002/22(水)15:00/19:002/23(木)15:00/19:00★後半チーム2/24(金)15:00/19:002/25(土)13:00/17:002/26(日)13:00/17:00チケット:【先行販売】2月20日(火)16:30~3月5日(火)23:59 【一般販売】2024年3月23日(土)10:00〜 チケット料金:7,000円(税込・全席指定)※未就学児不可公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月21日一般社団法人ワン・ペン・メソッド(R)英語協会(本社:埼玉県越谷市、代表理事:福井 なつ子)は、英語リーディング力向上のためのワン・ペン・メソッド(R)の小中高校生向け「無料相談」を2024年2月1日(木)より開始しました。【海外への留学者数が4.8倍に増加!費用面・語学力の面では課題も】新型コロナウイルス感染症が落ち着いた影響もあり、2022年は、前年と比べ、海外への留学者数が大幅に増加傾向にあります。2021年は6,109人でしたが、2022年は29,505人と約4.8倍に増加しました。開成中学校・高等学校や渋谷教育学園渋谷中学高校などの進学校でも、国内大学だけでなく、海外の大学進学を視野に入れた指導を始めています。他にも、ベネッセホールディングス等、民間の予備校で国内大学だけでなく、「海外大学進学コース」を創設する動きが活発化しています。『Duolingo語学調査』によると、海外への留学を希望する希望者のうちの44.2%が「行きたいと思ったが諦めた」と回答。諦めた理由の1位は「留学費用(55.9%)」。そして、2位が「語学力が足りなった(39.8%)」となっています。留学費用に関しては、政府や民間団体も留学を促進するために様々な奨学金制度などを拡充しています。一方で、「語学力」に関しては、欧米の高校や大学に進学する際は、米国の大学ではTOEFL(トフル)、カナダやヨーロッパの大学ではIELTS(アイエルツ)といった英語力を測る試験での所定のスコアを求められます。この基準をクリアできずに海外大学への進学を諦める人が多い実態があります。【小中学生の現地校留学を見据えた英語学習の相談が6.6倍に急増!】一般社団法人ワン・ペン・メソッド(R)英語協会では、オリジナルメソッドを用いて、誰もが簡単に英語長文を読みこなせるリーディング方法に基づいた英語指導をおこなっています。もともとは、TOEICスコアを上げたいビジネスパーソンを対象にメソッドを提供してきましたが、ここ1~2年、小中学生が、中学や高校から現地校留学のために英語力を高めたいという受講者が増えています。現地校留学とは、北米やオーストラリア、ニュージーランドなどの地元の公立中学や高校に通うことを意味します。2020年の英語指導スタート時期は、小中高校生の受講は1名と全体の5%でしたが、2023年の現在は10名と全体の33%が小中高校生となっており、3年前と比べると6.6倍、この1年で急速に小中高生からの問い合わせ・受講が増えました。理由として、中学や高校から現地校に留学したいという希望があるためです。特に現地校に留学するには、IELTS(アイエルツ)やTOEFL(トフル)といった英語力を測る国際的な試験で所定のスコアが求められます。しかし、日本の小中学校での英語教育は、初歩的な内容が中心で、海外の現地校が求める英語力を身につけることは、学校教育や英会話スクールへの通塾だけでは難しいのです。特に、海外の現地校は、授業についていくために必要な、教科書を読みこなせる英語リーディング力を求めています。そのため、生徒たちは、ワン・ペン・メソッド(R)を用いた、英語リーディング力を強化する学習プログラムを履修し、短期間で必要なリーディング力を獲得することに取り組んでいます。オンラインでのコーチング風景【難関の英語試験にも1回で合格させた『ワン・ペン・メソッド(R)』】多くの人が英語学習でつまずくのは、「英語の読み方のルールを知らないから」です。英語は、単語がどういう順番で出てくるかによって意味が変わるのですが、生徒さんはそのことを重要だと思っていなかったり、英語と日本語では語順が違うので、混乱したりします。そのため、英語が複雑で難しいもののように感じてしまうのです。そこで、ワン・ペン・メソッド(R)では、「英語の読み方のルールがわかるように、ペン1本を使って文章に特定のシルシを入れていくこと」と「英語を英語の語順で読みこなす」ことを指導しています。これにより、英語長文が、まるで日本語を読むかのように意味がクリアになりスラスラと読めるようになるのです。このように、英文を読むには、「英文の読み方のルールを理解すること」「そのルールを正しく理解しているかについて的確なフィードバックがあること」が重要です。これを解決するのが、ワン・ペン・メソッド(R)です。ワン・ペン・メソッド(R)を用いた指導法だと、早い人は2~3回のレッスンで、英文がスラスラ読めるという実績が多数出ています。ワン・ペン・メソッド(R)による読解力向上のための指導【学習者の声】「ワン・ペン・メソッド(R)で英語の読み方のルールが分かってからは、意外に自分でも英語長文が簡単に読めるんだ、ということがわかりました。長文読解が得意になり、これまで何度受けても受からなかった英検2級も、たった数回のレッスンで合格できました」(中学3年生・女子)「実は中学1年の途中から、学校に行けなくなってしまい、普通高校への進学を諦めかけていました。しかし、ワン・ペン・メソッド(R)に出会い、自宅で英語を学び、高校受験は中堅以上の普通高校に合格できました。今は、高校生活を楽しんでいます」(高校1年生・女子)「ワン・ペン・メソッド(R)では、長文をたくさん読むため、長文の中で出てきた単語は自然に覚えることができて、単語数も増えました。留学に必要なIELTSのスコアも、4.5だったものから5.5に上がったことで、今年の秋からアメリカの大学に留学できることになりました」(高校3年生・女子・米国の大学に留学予定)【代表の想い】「私自身、10代、20代の頃、海外留学への憧れが強く、実際に北米留学もしましたが、その時に一番苦労したのは英語の長文読解でした。欧米の学校では、大量のテキストや文献を読むことが求められますが、日本で受けた英語教育では、海外大学の教科書を読み込むことができるレベルの指導はされていませんでした。日本人の英文読解力を上げることが、日本人が国際的に活躍するために必須であると考えて、帰国してから長文読解の方法について学び、開発したのが「ワン・ペン・メソッド(R)」です。今、日本人のグローバル化は必須です。このワン・ペン・メソッド(R)は、オンラインで手軽に学べるメソッドなので、大人の学習者はもちろんのこと、日本各地に住む子どもたちが、まるで日本語を読むかのようにスラスラと英文を読めるようになり、将来の留学などの可能性を高めてほしい、というのが私の願いです。」代表理事 福井 なつ子【事業概要】組織名 : 一般社団法人ワン・ペン・メソッド(R)英語協会ホームページURL : LINE公式アカウント: X(旧Twitter) : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日2月27日(火) から3月3日(日)にかけて東京・銀座 博品館劇場で上演される『江戸川乱歩 名作朗読劇「怪人二十面相-暗黒星-」』の全キャストが発表された。日本の近代的な推理小説の礎を築いた江戸川乱歩の『怪人二十面相』を、第一線で活躍中の声優たちが回替わりで出演する本作。演出は、映画監督、舞台演出家として活躍する深作健太。朗読劇ながら、ただ戯曲を読むだけではなく、作品を立体的に浮かび上がらせるような演出で、声だけにはとどまらない声優の表現力を最大限に引き出す。チケット料金、発売日の詳細は、後日発表される。<公演情報>『江戸川乱歩 名作朗読劇「怪人二十面相-暗黒星-」』原作:江戸川乱歩構成・演出:深作健太【公演日時】2月27日(火) 19:00 開演出演:重松千晴山口智広山中真尋土屋李央2月28日(水) 19:00 開演出演:吉野裕行畠中祐汐谷文康逢田梨香子2月29日(木) 19:00 開演出演:浪川大輔神尾晋一郎濱健人法元明菜3月1日(金) 19:00 開演出演:高橋広樹井上和彦高塚智人夏川椎菜3月2日(土) 13:00 開演出演:中島ヨシキ石谷春貴増元拓也佐藤日向3月2日(土) 19:00 開演出演:駒田航石谷春貴増元拓也降幡愛3月3日(日) 12:30 開演出演:堀江瞬市川蒼狩野翔直田姫奈3月3日(日) 18:00 開演出演:堀江瞬市川蒼永塚拓馬千本木彩花会場:銀座 博品館劇場【チケット料金】全席指定:7,800円(税込)※チケット料金、発売日につきましては、後日公式サイトにてご案内いたします。公式サイト:
2024年01月15日「BEASTARS」の樋口七海脚本、小林親弘、豊永利行、富田翔など豪華キャスト出演の新作朗読劇が2月に上演決定!新谷真弓プロデュース、朗読劇『ロスト・バナナ・ナイツ』が2024年2月8日(木)~10日(土)に新宿歌舞伎町PetitMOA(プティモア)(東京都新宿区歌舞伎町2丁目19−10 ABCビル B1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ラピラテ企画ホームページ ラピラテ企画公式X(旧:Twitter) 8日は唐橋充、富田翔、増田裕生という舞台俳優がメインのキャスト9日は豊永利行、東地宏樹、佐藤せつじ 10日は木島隆一、小林親弘、榎木淳弥 と、声優がメインのキャストが続きます。 いずれも人気実力を兼ね備えた豪華キャストばかり。前作「城崎プレリュード」と同様、男性のみのキャストで女性役も演じ分けます。 アニメやドラマなど様々な作品を手掛ける脚本家樋口七海とプロデューサー・演出の新谷真弓がタッグを組み、軽快な会話劇から濃密な関係性の描写、そして驚きの展開が待つ盛りだくさんの物語をお送りします。あらすじ 新宿歌舞伎町に店を構える小さなピアノバーの雇われ店長シノブは、ある日突然現れた謎の男ミハルの舞に心を奪われる。どこか浮世離れしたミハルが放っておけず世話を焼く内、共に暮らすようになる。ピアニスト兼バーテンの平田も交えたバーでの他愛なくも楽しい日常のなかで、次第に自身の苦い思い出をミハルに重ねていくシノブ。ミハルもまた、自分の運命を変えた女性アララギと同じ匂いをシノブから感じとる。そんな折、ミハルの兄弟だというユウヒが現れ、ミハルの思いがけない正体が明かされていく── ラピラテ企画とは声優、女優として活動する新谷真弓が立ち上げた朗読劇ユニット。 主に大人の女性のお客さまが作品に心置きなく耽溺できるようなトータルプロデュースと演者さまの魅力をより拡げていけるようなビジュアル創り、演じ甲斐のあるあて書き台本と演出をご提供することを心がけている。 ≪手が届くほどの距離で極上の体験を―—≫ ストレートプレイ簡易版としての朗読劇ではなく 『読む』力だけで演じるからこそ生まれる無限の世界。 場面転換、時系列、役柄数などを自由に描写し 視線の合わせ方まで繊細に抑制した演出によって お客さまの想像力と最大限刺激するような公演を目指しつつ 作品イメージと連動したビジュアルを事前に撮影し お客さまのお手元でも作品の想い出を大事にして頂けるようにしております。 また、出演者の個性に合わせ細やかに内容を調整しますので 同じ内容でも公演日ごとにまったく違った印象に仕上げます。新谷真弓コメント●新作公演「ロスト・バナナ・ナイツ」への想いをお聞かせください。演者側から創り手側に回りたいという思いが高じて作家の織田夜更さんにお声がけし 前作「城崎プレリュード」を上演したんですが、初演、再演と短いスパンで重ねて 再演では演出も担当することで 演者の視点から細かな感情の流れを導いていけそうだな、とか 舞台俳優と声優どちらのアプローチにも対応出来そうだな、とか自分のスタイルが解ってきて。 自分の趣味や得意なことを全開にした上でお客さまにもう少しポップに楽しんで頂ける作品を新たに創ってみよう、と企画しました。 ●「ロスト・バナナ・ナイツ」で特にこだわったところは?男性同士における、名前の付けられない濃密な関係性を描きたい、という根本は旗揚げからずっとあるんですが ロスト・バナナ・ナイツでは 序盤のコミカルな会話から徐々にシノブの過去と心情が明らかになり、ミハルとの関係が深まっていく様子や ユウヒの登場からガラッと世界観が変わって、まるで違うジャンルのようなお話が展開され、最後は『そういう価値観で〆るのね?』という、振り幅の大きい起承転結にハマって頂きたいです。あと平田のコメディリリーフっぷりと、アララギという不思議な女性をどう演じて下さるのか注目ですね。あらいふとしさんの音楽もお楽しみに!公演概要 『ロスト・バナナ・ナイツ』公演期間:2024年2月8日~10日会場:会場:新宿歌舞伎町Petit MOA(プティモア) (東京都新宿区歌舞伎町2-19-10 B1 大江戸線/副都心線の東新宿駅A1出口から徒歩3分)■出演者2月8日(木)16:00/19:30開演ミハル役:唐橋充シノブ/アララギ役:富田翔平田/ユウヒ役:増田裕生2月9日(金)16:00/19:30開演ミハル役:豊永利行シノブ/アララギ役:東地宏樹平田/ユウヒ役:佐藤せつじ2月10日(土)17:00/20:00開演ミハル役:木島隆一シノブ/アララギ役:小林親弘平田/ユウヒ役:榎木淳弥■スタッフプロデューサー・演出:新谷真弓作:樋口七海音楽:あらいふとし(one cake size feathers)ビジュアル撮影:保坂萌撮影ポージング指導:中林舞ヘアメイク:山本絵里子/上原ゆきこ/川端麻友(Hair&Make-up fringe)宣伝・グッズデザイン:雨千砂子演出部:加藤広祐(藤一番/こそ会)、高良紗那(teamキーチェーン)配信撮影:HATCH制作協力:及川晴日、吉乃ルナ制作:三國谷花●協力アトミックモンキー/円企画/大沢事務所/オフィス・モレ/ケンユウオフィス/スーパーエキセントリックシアター/バッテリー/ブリッジヘッド/マウスプロモーション/MASHIKAKU(五十音順)●Special thanksPetit MOA/大迫右典/ニュー・サンナイ/山内圭哉■公演スケジュール2月8日(木)16:00/19:302月9日(金)16:00/19:302月10日(土)17:00/20:00■チケット料金【劇場チケット】※税込/1ドリンク込み席種:S席(前2列):8700円+フォトブック付 A席:6500円立ち見:4000円 (全席指定席)【配信チケット】単体:3800円 通し:8800円<チケット取り扱い>カンフェティ ※WEB予約のみでの受付となります。<チケットについてのお問合せ先>カンフェティお問合せフォーム <購入・視聴方法>以下のURLをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月05日クラシック史上に残る謎“モーツァルトの死”をテーマにした興味深い朗読公演が開催される。謎の多い天才作曲家モーツァルトの人生の中でも、その死についての謎は、未だ解明されていない。何しろあれだけの有名人であったにも関わらず、その遺骨を納めた墓すら見つかっていないのだから不思議だ。他の作曲家たちとは全く違う“何か”があるのではないかと考えてしまう。特に昔から囁かれているのが、死にまつわる陰謀説だ。重要参考人であるサリエリとの関係性は、映画『アマデウス』にも興味深く描かれている。そこで注目されるのが、モーツァルトの妻コンスタンツェの存在だ。晩年のモーツァルトへの世間の冷遇や、葬儀の貧弱さについての責任が、すべて彼女にあるような言われ方をされることもあるようだが、これは果たして本当なのだろうか。さらには、コンスタンツェの再婚相手であるニッセンが手掛けたモーツァルトの伝記が軽んじられ、日本ではいまだに翻訳されていないという状況をどう見るのか。ここにはコンスタンツェによる貴重な証言も数多く含まれているとなれば実に気になる。今回の公演は、これらの“謎”をテーマにモーツァルトの魅力に迫るという画期的なイベントだ。元宝塚トップスターの貴城けい(朗読)と、曽根麻矢子(チェンバロ)&枝並千花(ヴァイオリン)の演奏という異色のコラボレーションにも興味津々。朗読と演奏が生み出す新たなモーツァルト像に期待したい。第2回ピエスモンテ公演「コンスタンツェ・モーツァルト〜その愛と苦悩」2024年1月12日(金)、13日(土)霞町音楽堂朗読:貴城けい/チェンバロ:曽根麻矢子/ヴァイオリン:枝並千花構成・脚本:渡部玄一【予定演奏曲目】モーツァルト:・ヴァイオリンソナタ K304・ロンド K250 ハフナー・セレナードより・タミーナのアリア・ジーグ K574 ほか
2023年12月25日Amazon オーディブルでは、湊かなえによるミステリー小説「母性」が、俳優・戸田恵梨香の朗読で12月13日(水)より配信が開始した。2012年に刊行、2015年に文庫化されたベストセラー作品「母性」。圧倒的に新しい、母と娘を巡る物語(ミステリー)だ。昨年、映画化された際、母・ルミ子を演じた戸田さんが、今回オーディオブックの朗読を担当。戸田さんは「お芝居を意識して朗読してみました」と話し、「お芝居で演じる時は共感したり、否定することなくその人物を見てしまうので違和感を感じていなかったのですが、ルミ子から離れて客観的に見ると私には理解しきれない女性なんだと改めて感じました」と語る。そして「ルミ子の感情に支配されてしまう気がするので、夜よりも昼間に軽やかに聴いていただければと思います」とメッセージも寄せた。▼あらすじ女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日2024年1月にPARCO劇場で上演される朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』の追加出演者が発表された。『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった作品。1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていたこの作品を、PARCO劇場が1990年8月に日本で初演。以来33年間継続して上演されてきた。初演以来、翻訳・演出家として本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、2018年からは藤田俊太郎が演出を引き継いでいる。このたび追加出演者としてアナウンスされたのは古田新太と石川さゆりで、ふたりは2024年1月24日(水) の12時30分公演に出演。なお1月19日(金) 公演には石田彰&緒方恵美、1月24日(水) 19時公演には阪本奨悟&矢吹奈子、1月29日(月) 公演には岡本圭人&若村麻由美が登場する。■古田新太 コメントまたまた『ラヴ・レターズ』にお呼ばれしました。しかもお相手はあの石川さゆりさんです。おいら、ある番組でさゆりさんに耳元で「ウイスキーがお好きでしょ」を歌っていただき、涙した男です。またまた流してしまうのでしょうか。楽しみです。■石川さゆり コメント客席で奈良岡朋子さんのメリッサとアンディーを拝聴した事があります。シンプルなステージから、人が生きて行く日をいっぱい感じながら涙がこぼれました。2024年の「ラヴ・レターズ」にお声をかけていただきました。歌の中に心を探している私が、古田新太さんのお声をたぐりながらメリッサをお届け出来ますようにと思います。ドキドキ……。私自身も初めての経験です。古田さん、皆様どうぞよろしくお願い致します。<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎会場:PARCO劇場(渋谷 PARCO 8F)2024年1月19日(金) 19:00 開演出演:石田彰、緒方恵美2024年1月24日(水) 12:30 開演出演:古田新太、石川さゆり2024年1月24日(水) 19:00 開演出演:阪本奨悟、矢吹奈子2024年1月29日(月) 19:00 開演出演:岡本圭人、若村麻由美【チケット料金】(全席指定・税込)価格:7,700円U-18チケット:2,000円 ※観劇時18歳以下対象U-30チケット:3,500円 ※観劇時30歳以下対象公演HP:
2023年12月14日4人の直木賞作家たちが“はじめて○○したときに読む物語”をテーマに小説を書き下ろし、それらの小説をもとにYOASOBIが新曲を作り上げるプロジェクト「はじめての」。4作品のうち2作品がすでに朗読劇として2023年1月に上演されているが、残りの2作品も朗読劇『はじめての』〈後編〉として2024年1月6日(土)~8日(月・祝)、シアター1010(東京都足立区)にて上演されることになった。今回上演されるのは、辻村深月による「ユーレイ」(はじめて家出したときに読む物語)と宮部みゆきによる「色違いのトランプ」(はじめて容疑者になったときに読む物語)の2作品。脚本・演出は前編に引き続き石丸さち子が手掛け、豪華キャストが出演する。1月6日(土)の回に出演する津田健次郎。プロジェクト「はじめての」はもともとニュースで知っていたといい、「YOASOBIさんはかろやかさとナイーブさのバランスが絶妙なアーティスト。直木賞作家さんとYOASOBIさんがコラボレーションするなんて、面白いことを考えるなと思っていました」と話す。朗読劇の〈前編〉も観た津田は「前編はコメディ色が強い作品と静かめな作品と対照的な作品がセットで、楽曲はピアノアレンジが控えめに使われていましたよね。個人的にはもっとコラボ感を強く出していくためにも、セリフを言っているときに曲を流したり、原曲を使用したりしてもいいのではないかなと感じました。確かにあのポップさをこれらの物語に組み込むのは難しいとは思うのですが......その“違和感”こそ企画の大前提だと思うし、数多ある朗読劇と違うところだと思うから」と熱っぽく話していた。ちなみに津田の最近の「はじめて」を聞くと「どうなるか分かりませんけど、アニメを作る側の打ち合わせをしました」と明かす。「どんなときもはじめてはワクワクしますよね。僕は面白いことにはどんどん首を突っ込んでいきたいタイプだから」とも。観客に対しては「ワクワクする時間や、ほんの少しでも人生に豊かさをもたらす時間になれるといいなと思います。“観劇はじめ”の方もいらっしゃるかもしれませんが、生の朗読劇もスリリングですよ。ぜひ楽しみに来てください」と語った。取材・文:五月女菜穂【出演】津田健次郎(6日)/浪川大輔(7日)/崎山つばさ(8日)※トリプルキャスト豊原江理佳(6~8日)梅田彩佳(6、7日)/平野綾(8日)※ダブルキャスト
2023年12月13日リーディング『鳥ト踊る』が2023年11月27日(月)~30日(木)、東京・I’M A SHOWで上演される。ノゾエ征爾が作・演出を務める、男女2人による少し不気味で滑稽なサスペンス風コメディに、村井良大×優河、東啓介×斎藤瑠希の2ペアが挑む。出演する村井良大は「男と女の微妙なニュアンスの違いやすれ違っている感覚が、自然な台詞まわしで表現されていて、読めば読むほど面白い脚本」と作品の魅力を語る。「今回はリーディングで、ト書き(※役者の動きを示した言葉)も演者が読むスタイルが採用されている。お客さんには情景が伝わりやすいと思うが、ト書きを読む分、テンポが平らになってしまうというか、ト書きでワンブレーキかかって笑いにつながらないことが起こりうるので、一つひとつのセリフやト書きをどうすればいいか。精査しながら作り上げている」と稽古の状況を明かしつつ、「たくさん笑ってもらいたいし、ちょっとゾッともしてもらいたい。見応えある朗読劇にできると思う」と語る。一方、今回がほぼ初めての朗読劇だという優河。作品については「言葉が言いやすいというか、書いてあるまま言うだけで、その情景が出てくる脚本。読んでいるときも、“怖い”と“面白い”のギリギリの狭間を感じたが、真面目でキレイな村井さんの声を通すと、より“怖い”と思った」。そして、「最初に読んだときは最後の展開に『えー!』と思ったが、読んでいるうちに“かわいい”に終着した。ジェットコースターのように感情が揺れ、恐怖と笑い、そして愛くるしさを感じてもらえるように頑張りたい」と語っていた。作・演出のノゾエは「この作品自体は何回かやってきていて、きっと何か面白いところがあるからこうやって生き残っている作品。『最悪な事態を抜けていった先には、純愛があるんだ』と思うぐらい、深い愛を感じながら書いた」と作品について話した上で、「朗読劇というとかしこまった雰囲気を想像されるかもしれないが、間違いなく臨場感あふれる舞台になると思いますので、ぜひ劇場に触れに来てほしい」と呼びかけた。村井と優河のペアの稽古場を見学した。脚本を譜面台に置きながら、セリフを読む2人。リーディングと言いながらもじっと椅子に座っているわけではなく、時に小道具を使ったり、時に身振り手振りを交えたりする演出で、“声の芝居”以上の面白みがあった。本番ではどんな仕上がりを見せてくれるのか楽しみだ。取材・文:五月女菜穂
2023年11月17日2024年1月PARCO劇場にて、朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』が上演されることが決定した。『ラヴ・レターズ』は、近年日本で上演されることが多い朗読劇の先駆けとなった作品。1989年にニューヨークで初演され、世界中で静かなブームを起こしていたこの作品を、PARCO劇場が1990年8月に日本で初演。以来33年間継続して上演されてきた。初演以来、翻訳・演出家として本作品の立役者であり続けた青井陽治が2017年に逝去し、2018年からは藤田俊太郎が演出を引き継いでいる。今回の公演は新年の幕開けにふさわしく、華やかで多彩なキャストが顔を揃える。1月19日(金) には、『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役、『銀魂』桂小太郎役など、デビューから30年以上にわたりトップ声優として活躍し続けている石田彰と、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『幽☆遊☆白書』蔵馬役など、人気キャラクターの声優を数多く務めてきた緒方恵美の再演カップルが登場。2014年に上演した際は大きな話題を呼び、歴代の中でも再演を望む声が非常に多い伝説のカップルが満を持して10年ぶりに登場する。左より)石田彰、緒方恵美1月24日(水) は、ミュージカル『刀剣乱舞』に堀川国広役で出演、人気舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入に主演(竈門炭治郎役)として出演するなど、2.5次元ジャンルを中心に活躍する阪本奨悟と、元HKT48で俳優としてドラマ『18歳、新妻、不倫します。』や『恋愛のすゝめ』のヒロインを務めてきた矢吹奈子のフレッシュなカップルが登場。左より)阪本奨悟、矢吹奈子1月29日(月) に出演するのは、NYの演劇学校に留学後、舞台を中心に活動し、23年にはドラマ『リズム』『大奥 Season2』などにも出演した岡本圭人と、映像、舞台問わず第一線で活躍し続け、『チルドレン』(18)『首切り王子と愚かな女』(21) などパルコ・プロデュース公演への出演も多い若村麻由美。岡本の初単独主演舞台『Le Fils 息子』(21) や『ハムレット』(23) など、舞台での共演を重ねてきた縁の深い二人の楽しみな組み合わせとなっている。<演出家・出演者 コメント>■藤田俊太郎(演出家)『LOVE LETTERS 2024 New Year Special』今年もまた新しいシーズンを担えることを心から幸せに思っています。石田彰さんと緒方恵美さん。阪本奨悟さんと矢吹奈子さん。岡本圭人さんと若村麻由美さん。愛に包まれた素晴らしいカップルとの仕事がとても楽しみです。ラヴ・レターズという名のリーディングドラマ、朗読劇。カップルの皆様と稽古を通して言葉の魂を共鳴し合い、このシンプルで素敵な物語をお客様にお届けしたいと思います。20世紀のアメリカを生きたアンディーとメリッサ。手紙で伝え合う二人が持つ愛の力は、時代を超えて、人を思う気持ちや、想像力、優しさを私たちに与えるのではないかと思います。2024年の幕開け、不朽の名作と共に過ごす2時間。PARCO劇場でお待ちしております。■石田彰LOVE LETTERSの舞台に二度目の声をかけていただきました。前回の出演時、当時演出をされていた青井陽治さんから、この舞台では演者が泣いてしまってもそれはそれで構わないとは言われ、案の定物語に飲み込まれ、アンディーとしてではなく石田彰として舞台上で泣いてしまったことが思い出されます。あれから9年が経ち、自分もラストシーンのアンディーの年齢を越えました。アンディーとメリッサの経験には及びませんが、それなりに人生を重ねたこともあり、今回は気持ちを強く持って演じられればと思っています。■緒方恵美ただ1度だけ。なのに覚えている。メリッサとしての50年。扉が開いても止まなかった、4回に渡るスタンディングオベーション。ふと想うだけで、あの日身体中を駆け抜けた熱が、大きなうねりと共に蘇る──そんな舞台にもう一度という機会を頂けたことを心から嬉しく、また、引き締まる想いでいます。終演後、袖でかけて頂いた(前演出)青井先生のお言葉は、あれからの自分の指針でした。そのお言葉を胸に、新しい座組の中で再び向かえるその日、私の心はどう動くのだろう?楽しみだけど怖い。怖いけれど──静かにその日を迎えたい。一期一会。どうぞよろしくお願い致します。■阪本奨悟長い間、みなさんに愛されてきたラヴ・レターズに挑戦することはとても楽しみな気持ちと同時に緊張もありますが、朗読劇というこのラブストーリーを今の自分がどう演じるかを楽しみたいと思います。是非劇場でお待ちしております。■矢吹奈子まず、この歴史ある朗読劇『ラヴ・レターズ』に携わるということがすごく嬉しく、とても光栄に思っております。阪本奨悟さんは初共演となるので、今からドキドキわくわくしています。多方面で活躍されている方なのでどんな化学反応が生まれるのか楽しみです。初めて立つPARCO劇場。1度きりの本番。まだ少し緊張しておりますが、楽しみながら、手紙で綴られるドラマを来てくださる方の心に届けられるよう頑張ります。宜しくお願いします。■岡本圭人親愛なる皆様へこの度、『ラヴ・レターズ』という作品でアンドリュー・メイクピース・ラッド三世を演じさせていただくことになりました。岡本圭人です。お相手のメリッサ・ガードナーを演じるのは、僕が初めてストレートプレイに出演した時からお世話になっている若村麻由美さんです。以前、『ラヴ・レターズ』を観劇した際、物語の持つ愛情の力に心が打たれました。そして、この作品を若村さんと共に演じたいと、僭越ながら思いました。まさかこんなに早く実現するなんて……夢のようです。名だたる素晴らしい役者の方々が、歴史を超えて感動を届けてきたこの作品に出演できることは、光栄でもあり、プレッシャーでもありますが、何よりも、この物語を劇場にお越しいただける皆様に届けられることをとても楽しみに思っています!1日1公演1回限りの舞台。A.R.ガーニーが紡いだ言葉をアンディーとしてメリッサへ、そして皆様の心へ届けられるよう、努めてまいります。皆様の御来場を心よりお待ちしております。敬意を込めて■若村麻由美稽古は一度きり?お客様の前で本を持つ?座ったまま?30年前の衝撃的な朗読初体験『ラヴ・レターズ』が原点となり、ライフワークの語り芝居『若村麻由美の劇世界』へ発展していきました。私にとって特別な作品です。演出の青井陽治さんは演劇愛に溢れ、真摯なアンディー高嶋政伸さん、知的でチャーミングなアンディー野村萬斎さんとの一期一会で、毎回違うメリッサを生きる事が出来たことは幸せでした。5回目となる今回は、初めての藤田俊太郎さん演出と、『Le Fils 息子』で親子役だった岡本圭人さんのアンディー!朗読のなせる技です。お母さんに見えないよう、今の私らしいメリッサを楽しみたいと思います(笑)。<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2024 New Year Special~』作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎【チケット料金】(全席指定・税込)価格:7,700円U-18チケット:2,000円 ※観劇時18歳以下対象U-30チケット:3,500円 ※観劇時30歳以下対象一般発売日:12月9日(土)チケットはこちら:会場:PARCO劇場(渋谷 PARCO 8F)2024年1月19日(金) 19:00 開演出演:石田彰、緒方恵美2024年1月24日(水) 19:00 開演出演:阪本奨悟、矢吹奈子2024年1月29日(月) 19:00 開演出演:岡本圭人、若村麻由美公演HP:
2023年11月17日俳優・多部未華子が朗読するAmazonオーディブル「カンガルー日和」(著者:村上春樹)が、10月20日(金)本日配信スタートとなった。Audibleは、オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブック、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどが揃う。本日配信されたのは、「ノルウェイの森」「1Q84」などで知られる村上さんの作品集「カンガルー日和」。18の短編が収録された本作を朗読するのは、「私の家政夫ナギサさん」「マイファミリー」などに出演し、現在放送中の「いちばんすきな花」では、主人公のひとりを演じている多部さん。多部さんは、「さまざまな物語が含まれているため、いろんなキャラクター登場し、面白いと思いましたが、それをどういうテンションで朗読すればよいのか探り探りでした」とふり返り、「『鏡』を朗読しながら頭にさまざまな映像が浮かび上がり、声に出して読んでいて楽しかったです」と感想を語った。「カンガルー日和」イントロダクション「ねえ、あの袋の中に入るって素敵だと思わない?」…表題作/「ねえ、もう一度だけ試してみよう。もし僕たち二人が本当に100パーセントの恋人同士だったなら、いつか必ずどこかでまためぐり会えるに違いない」…「4月のある晴れた日に100%の女の子に出会うことについて」村上春樹が「毎月一篇ずつ楽しんだり苦しんだりしながら産みだしてきた」、都会の片隅のささやかな18篇のメルヘン。Amazonオーディブル「カンガルー日和」は配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月22日