2021年2月2日 13:00
『アリージャンス』濱田めぐみ×海宝直人「今、日本でやる意味がある」
濱田の弟・サミー役を演じる海宝直人は「本作で描かれる内容について、ほとんど知識がありませんでした」と話す。「決して古い話ではないのになぜだろうと調べていくうちに、いろいろなことがわかってきました。この作品の内容は、アメリカにとっては決して誇れるものではないはずです。差別の歴史でもあるわけですから。だからこそ、ブロードウェイで上演され高い評価を得たのは素晴らしいことだと思いますし、日本で、日本人キャストがやることにも大きな意味があると思っています」
ケイとサミーの姉弟。共演経験はあるものの、ふたりがこれほど濃密な関係を演じるのは初めて。しかし、ふたりの間には姉弟といっていいほどの歴史がある。「弟役が直人だと聞いてフフッてなっちゃいました。
ケイの楽曲に『膝小僧をすりむいていつも走り回っていた弟』というような歌詞がありますが、そのままなんですよ。『ライオンキング』のヤングシンバ役だったころの直人が、はだしでバーッと走り回ってコケているのを見ていましたからね(笑)。やりやすいを超えてドンピシャです」(濱田)、「決まった時は嬉しかったです。ちっちゃい頃を知っていただいているからこそ、遠慮なくぶつかっていける。