豪華新キャストも話題! よりエキサイティングな舞台へ
だからこそ、ストレートでピュアな小池さんのイメージが重要になる。内戦のリーダーになり命を失った四郎が、圧制に苦しむ農民や下級武士の気持ちを、わずか16歳でどう背負っていたのか。四郎の複雑さを表現してもらう上でも、現地への慰霊訪問は有意義だったと思います」
初演で話題だった変幻自在なフライングやLEDによる映像効果を駆使した舞台演出も、さらにパワーアップ。「コロナ禍ということもあり、初演より時間を短縮。大道具は省力化しつつ見え方は派手になるように、可動式の映像ワゴンを複数使って工夫します。特に、天草四郎の必殺技「 忍法 髪切丸」の見せ場は相当見ごたえのあるものになると思いますよ」と自信を覗かせる。
柳生十兵衛役の上川隆也に加え、松平 健、浅野ゆう子らが前作に続き出演。一方、小池や藤原紀香などの参加で大幅に一新された豪華キャスト陣にも注目だ。
「ワクワクするキャストで、ほぼ新作を創る感覚です。テクノロジーを駆使した舞台表現と、生身の役者のパワフルな肉体的表現が一体化した、新時代のエンターテインメントを創れればと思っています」(堤)
「今回初めてご一緒するのですが、上川さんは真面目で器の大きい役者さんという印象。