俳優・工藤俊作プロデュースのKUTO-10、新作公演を配信中!
撮影:小形一平(500G.Inc.)
このほど、令和2年度の大阪文化祭賞を受賞した個性派俳優・工藤俊作。彼がプロデュースするプロジェクトKUTO-10の第20回公演となる舞台『かもめごっこ』が、3月18日に大阪・ウイングフィールドにて開幕した。
【動画配信】工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10第20回公演「かもめごっこ」チケット情報
『かもめごっこ』は、焚火の事務所の三枝希望が脚本、劇団●太陽族の岩崎正裕が演出を手掛ける新作。創立50年を迎えたアマチュア劇団「タチバナ演劇研究所」の人間模様を描いた群像劇で、「チェーホフ作品の登場人物らしき人々で遊ぶから、『かもめごっこ』とした」と、作家の三枝はコメントしている。物語は、5年ぶりに活動を再開した「タチバナ演劇研究所」が、公民館での上演を終えたところから始まる。劇団のメンバーたちが、慰労会と称して山の中の旅館へ向かうが、到着するなり代表のタチバナから解散が伝えられる。その言葉に揺れ動く劇団員たち。彼らの心に呼応するかのように、地面が大きく揺れ始める。
代表のタチバナ、その妻で主演女優のテンコ、かつてテンコと恋人関係にあった俳優のミカミ、老役者のキヨシ、家を飛び出し成り行きで音響を任されたマコト、どうしても入団試験を受けて役者になりたいマコトの姉・カズコ、声優志望でタチバナにアプローチをかける若い女ユリエ、ユリエに好意を寄せる作家志望の男ゴトウ、公演の世話係をしていた女教師とその不倫相手オザワ…。