番組は終了したがコンサートは好評継続中だ。8月31日(火)にサントリーホールで開催された「ららら♪クラシックコンサート」Vol.11。残念ながら公演には足を運べなかったのだけれど、インターネット配信を自宅で鑑賞した。「ソリストたちのカルテット~大御所ズ☆室内楽」の公演タイトルどおり、千住真理子(ヴァイオリン)、石田泰尚(ヴァイオリン)、飛澤浩人(ヴィオラ)、長谷川陽子(チェロ)という大御所メンバーによる、一日限りのスペシャル・カルテットのコンサート。ピアノに佐藤卓史。司会はいつものとおり、俳優の高橋克典とアナウンサーの金子奈緒。
冒頭、見どころを問われた千住の答えが、
「この4人がはたして(アンサンブルとして)まとまって弾けるか?」
たしかに!かなり珍しい一期一会の顔合わせだし、そもそも、そう答えた千住自身、カルテットを弾くなんて激レアだ(ソロの時は暗譜で弾くので、めったにお目にかかれないメガネ姿の千住も一見の価値)。
しかし1曲目のモーツァルトのディヴェルティメントから、4人の本気度がありありと伝わってくる。
おざなりの〝お仕事〟だったら、たぶんこんなに穏やかに調和したモーツァルトは出てこないはず。