奇跡の公演から半年ぶりの来日!10月は名匠ラザレフ×日本フィル
(C)Atsushi Yamaguchi
2021年4月に1年2カ月ぶりに再会したラザレフ[日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問]は、2週間の隔離の後ようやくステージに立ち、「皆さんのことをずっと想っていました。会いたかった!」とスピーチ。涙をふく間もなくいつもの厳しいリハーサルに突入し、みるみるうちにあの重厚でまばゆいラザレフサウンドがよみがえった。サントリーホールでの2公演は忘れられない名演となった―それから半年、“緻密なる猛将”ラザレフが再び帰ってくる!!
10月16日(土)カルッツかわさきへ場所を移しての横浜定期演奏会、17日(日)相模原定期演奏会は、ラザレフが敬愛するブラームスと、その盟友ドヴォルジャークの作品を取り上げる。素朴で内省的な響きが共通する2人の作曲家の作品に、豪快な指揮で新たな息吹が注ぎ込まれるだろう。ソリストは、若き巨匠の風格をまとうチェリスト・宮田大。名演誕生の予感がしてならない。カルッツかわさきは2017年に誕生した川崎市の新しい複合施設。
ホールは2000席あり、ダイレクトに届く良い音響を備えている。ラザレフとの相性も楽しみだ。
10月22日(金)、23日(土)