くらし情報『若手実力派2人により蘇る音楽史に残るピアノ対決』

2022年10月26日 15:00

若手実力派2人により蘇る音楽史に残るピアノ対決

若手実力派2人により蘇る音楽史に残るピアノ対決

高木竜馬(C)池上夢貢


東京芸術劇場の注目企画「VS」の第5弾は阪田知樹VS高木竜馬[11月10日(木)]。
二人のピアニストが相対するシリーズ。今回が一番の「VS」かもしれない。阪田と高木が選んだのはリストとタールベルク。1837年、パリの聴衆の人気を二分していた彼らが競演した「対決」は音楽史のエピソードとして有名だ。つまり、今回のテーマそのものが「VS」なのだ。高木に聞いた。
「歴史上の実際の『VS』を現代に蘇らせる。
すごく面白いですよね。でも、ヴィルトゥオーゾの二人のピアニストですから、どの曲もすごく難しいです。特にリストの《悲愴協奏曲》は、2台ピアノの域を超えて、お互いのソロが重なり合うような作品。久しぶりに血がたぎっています(笑)」
同世代の二人。高木は1992年生まれ、阪田が1993年生まれ。
「阪田さんはいつも楽屋がとても賑やかになるほど、ずっとしゃべっています(笑)。それが音楽に関することばかりで、知識量に圧倒されます。ピアノ曲だけでなく、オペラやオーケストラ曲にも造詣が深い。
僕も、指揮を勉強していたこともあって、オーケストラ曲を好んで聴きます。なので、僕たちが2台ピアノを弾く意義のひとつとして、大編成のオーケストラが弾いているようなサウンドを出したい。

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