くらし情報『明日を担う音楽家たち2023 ~文化庁新進芸術家海外研修制度の成果~』

明日を担う音楽家たち2023 ~文化庁新進芸術家海外研修制度の成果~

演奏するのは、20世紀フランスの作曲家、アンリ・トマジの作品。彼女より約100年前にパリ国立音楽院で学んだいわば“先輩”の手によるサクソフォーン協奏曲で、楽曲への共感を示してくれることだろう。
東京藝術大学卒業後、フランスのリヨン国立高等音楽院大学院を修了した長哲也は、現在、東京都交響楽団の首席ファゴット奏者として活動する。彼が選んだのは、ブラジルを代表する20世紀の作曲家、ヴィラ=ロボスの「7つの音のシランダ~ファゴットと弦楽合奏のための~」。演奏機会の少ない隠れた名曲を生演奏で聴くことができる、貴重なチャンスだ。
大崎由貴は、東京芸術大学ののちザルツブルク・モーツァルテウムで学んだピアニスト。これまでにもソリストとして国内のオーケストラと共演してきた彼女は、今回、ロマンティックな音楽が広く愛されるマスターピース、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏する。壮大なスケールの音楽、華麗なピアノのテクニックを存分に味わうことができるだろう。
フレッシュなソリストたちが、ヨーロッパの空気を吸い、文化を生き、音楽を学んできた成果を披露する、一夜限りの華やかなコンサートとなりそうだ。
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