くらし情報『堺シティオペラと大阪交響楽団がフェニーチェ堺から贈る喜歌劇『こうもり』』

堺シティオペラと大阪交響楽団がフェニーチェ堺から贈る喜歌劇『こうもり』

全編を笑いに包みながら、ウィーン情緒溢れる歌と音楽の美しさが深く心に残る作品でもある。今回指揮を務めるのは大阪交響楽団首席客演指揮者の高橋直史(※高ははしごだか)。バイエルン州立歌劇場で研鑽を積み、エルツゲビルゲ歌劇場音楽総監督、および同交響楽団首席指揮者ほかを歴任した本場仕込みのシェフ腕前で、音楽と舞台を深く、楽しく創り上げてゆく。

公演に先立って行われた記者会見には、高橋直史ほか、アイゼンシュタイン役の桝貴志、ロザリンデ役の並河寿美、そして看守フロッシュを演じる大蔵流狂言師の茂山千三郎らが出席。それぞれに役柄の魅力や抱負を語った。特に物語の笑いを大きく担うフロッシュ役の茂山は「今回の舞台に立っていても、あれはやはり狂言やったな、と言う風な芝居を目指したい」と語り、練習を積み重ねて仕上げる西洋の歌劇の伝統に対し、一期一会を美学とする日本の能、狂言の芸風に言及。その言葉をきっかけに登壇者一同が1度きりの舞台に臨む思いを改めて語るなど会見の場を沸せ、公演への期待をかきたてた。

文:逢坂聖也
この記事もおすすめ

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.