くらし情報『156年ぶりの舞踊劇も!勘九郎と七之助らが特別公演』

156年ぶりの舞踊劇も!勘九郎と七之助らが特別公演

注目の若手、中村鶴松が女伊達を演じる。「鶴松は最近メキメキと実力をつけていて踊りも達者。今回はあえて、スッと立っているだけでかっこいい女性の役をやりたいと言うので驚きました。彼のそんな役どころをあまり観たことがないので、私も楽しみなんです」と七之助は頼もしげに語る。

最後は『天日坊』の一場面として描かれた浦島太郎と乙姫の物語を舞踊劇にした、『桑名浦乙姫浦島』(くわなのうらおとひめとうらしま)。舞踊としての上演は実に156年ぶりというから驚きだ。
浦島役の勘九郎は「資料が残っていないので、浦島が題材の舞踊を皆で調べながら作っているところ」と苦労を語りつつ、「ご家族で楽しんでいただけるものを、という気持ちは毎回変わらないので、今回はタイやヒラメに加えてタコも出すことに。お子様も無理なく楽しめますよ」と話す。
乙姫役の七之助も「皆で一所懸命作って、それをお子様から年配の方まで楽しんでいただくのが特別公演」と口を揃えた。歌舞伎ファンにとっても、特別公演は貴重な演目が観られる機会だ。勘九郎は「出来上がるまでは大変ですが、作品をうまくお客様に届けられた瞬間は格別。今後もずっと続けていきたい」と意気込んだ。

取材・文:藤野さくら
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