世の中の正解に左右されない。スタイルを持つという到達点/雨宮まみ×青野賢一対談(3)
ほんとにないんですよ。年齢も変わるし、メンタルもかわるし、環境も変わるし。
そういうことを考えると口がさけてもいえない。でもメディアはそういうこといっていかなきゃいけないのでね。でも一生モノなんてないなってずっと思ってました。
雨宮:誠実に言うとしたら、5~6年は着れますよ、ってくらいですよね(笑)。
青野:そうですね(笑)結果的に一生だったらいいんですけどね。気がついたらそのくらい長く使ってるって位がちょうどいいかなと。
スタイルを持つという到達点雨宮:この映画では、スタイルを持つということが一つの到達点となっていますよね。それってずっとみんなが目指していることのような気がするんです。
自己啓発書を読んでも「スタイルを持つことが重要だ」と何百回も言われるけど、なかなか持てないなと感じます。
青野:そもそもスタイルってどういうものなんでしょうね?
流行という意味でファッションを考えるとその時その時とっかえひっかえしても、ファッショナブルだけど、それはあなたが着なくても、トレンドが担保されている状態ってことですよね。それを繰り返していくと疲れていくだけじゃない?ってことはわかるんですけどね。