六本木、麻布十番は圏外!?東京のおひとりさまが選ぶ「好きな街」ランキング(前編)
と定義。「現代社会ではシングルトンは、労働力、税収においても頼りの存在だが、あまりに軽んじられている」と著書のなかで論じた。
今回、その調査を「好きな街のベスト3」を聞くといったアンケートではなく、ヒアリングの中から、その街の魅力を聞き取りしていく形式を選んだ。その方が、リアルに近い彼女たち(*2)の日常を切り取れるに違いない。ヒアリング調査を担当してもらったのは、アラサーで独身のSOLO編集M女史(*3)。当事者といえる彼女の交友範囲をつてに、さまざまな独身女性たちと街の関わりについて聞いてみた。
(*2)彼女たち:東京近郊在住の50名の独身女性。平均年齢29.02歳。
(*3)SOLO編集M:もうすぐ30歳を迎える独身女。この注釈では東京在住のおひとりさま当事者としての雑感、補足を書き留めます。
対象の年代は、30歳前後が中心。20代半ばやアラフォーも若干混じっている。編集者であるM女史の周囲というバイアスもあるため、メディア・広告関連の職種に就いているものが3分の1くらい含まれているが、過半数は会社員、OLである。複数回答があった街の固有名詞を上げると以下のようになる。
発表!東京のおひとりさま女性が選ぶ「好きな街」