人生指南されるの、もう飽きちゃった……説教系メディアの未来に思いを馳せる
なんだか他人事のように、面白い現象だなあと思ってしまいました。
「自分らも、人のこと笑ってる場合じゃないのでは」と気付き内省を始めた男性と、あまりにも怒られるのでいい加減飽きてきちゃった女性。昨今の「説教系メディア」を取り囲む環境は、そんな具合になっているのでは……というのが私の仮説です。
本当は「いい男」なんていらないでしょ?
これまで女性向けに多く作られてきた「説教系メディア」は、いったい私たちに何をもたらしてきたのでしょう。もちろん、なかには参考になった話も、心に響いた話もあったことでしょう。だけど、人生指南を精神論でいくら語られても、自分って変わらないんですよね。
人間という生き物は、意外にもしっかりと自分の欲望を実生活に反映させるものです。いつまでたっても結婚できないと嘆く女性はきっと本当は結婚なんて求めてないし、いい男がいないと女子会で文句をいう女性は、本当はいい男なんてそもそも求めてないんですよ。
「そんなことないよ!」と反論されてしまうかもしれませんが、きっとあなたが本当に欲しいものは、すでにあなたが手にしているもののなかにあります。それは理想を下げるとか妥協するとか、そういうことじゃありません。