人にとって「誰かと一緒にいたい」欲は三大欲求と同じ
なんて、私たちと同じようなことを考えるんだなあ~と、この一節は読んだとき新鮮だったんですよね。まあ、文明があってもなくても同じ人間なんだから当たり前といえばそうなんですが。
さみしいのは、お腹が空くのと一緒だからしょうがない!
電気・ガス・水道はもちろん、それ以外にも様々なものを高度に発達させ、テクノロジーに囲まれて生きている私たち。夜寝るときに屋根からコオロギがどさどさ落ちてくる(ここの描写まじで怖ろしいです)ヤノマミ族と比べるとすごく快適だし便利だけど、社会が複雑なだけに余計な感情を抱え込んでしまうこともあります。
そんなとき、旅行に出かけて南の島のビーチをテロテロのTシャツと短パンで散歩してみたり、『ヤノマミ』などを読んでアマゾン原住民の暮らしぶりを知ったりすると、「人間って本来、どういう生き物なんだっけ?」という根本を振り返ることができます。
私が感じたことをもうちょっと率直にいうと、「ヤノマミでさえさみしいときはさみしいんだから、もう人間にとってさみしいっていう感情は、食欲や性欲や睡眠欲と一緒で、どうしようもないものなんだな」ってこと。「さみしい」と感じるのは「お腹空いた」