「転職」は何かが起こる。私が興味のなかった「ネイル」に進んだきっかけ/誰に見せるでもない爪
第21回:「転職の行先」
(c)つめをぬるひと
今回の作品は、「現状に満足はしているけれど、ライフステージを考えると迷ってしまう」と、転職に悩む女性からの投稿に寄せて。
さて、私が今の「つめをぬるひと」という活動を始めたのは転職がきっかけだった。
前職が食品を扱う職業だったため、ネイルは禁止されていた。というかそれ以前に、私は昔からネイルには全く興味がなかった。
2年勤めた前職はかなり激務だったため、退職後の開放感といったら凄まじいものだった。
とにかく行きたい場所に行ったり、やりたかったことをやってみたり、当時の行動力はインドアな自分でも引くほどだ。
その中でなんとなく、本当になんとなく始めたのが「爪に色を塗ってみる」ということ。
モデルのkanocoさんが、爪先にちょこんと色を乗せるその爪が可愛くて、なんとなく始めてみたのだ(「kanocoネイル」で画像検索すると出てくる)。
そこから自分の好きな柄を描いているうちに、現在の職場の人から「つけ爪にして売ったらどうか」と言ってもらったり、他にもいろいろなことが重なって、今の活動に至る(ここはかなり端折っている。)
ちなみに、その職場の人にこの話をすると「そうでしたっけ?」