「巾木(はばき)」ってどこか知ってる?なぜ必要なの?
新築やリノベーションの際「最初からキッチリ仕様を細かく決めていた!」という方は少ないのではないでしょうか?
やはり工程に合わせて様々な仕様決めを迫られ、予算とも格闘しながら完成させていくケースが多いと思います。
Guardiano007 / PIXTA(ピクスタ)
後から「こういうのもあったのか」「こっちの方が好きだったのに」とならないよう、小さい部位ではありますが、実は部屋の印象をガラリと変えてしまう……そんな住まいの名脇役をご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは「巾木(はばき)又は幅木」です。
■ 床と壁の間に走る横長の部材「巾木(はばき)又は幅木」
「巾木(はばき)又は幅木」をつける目的はアクセントや装飾だけのためではありません。
以下のような役割があります。
・役割1:床と壁を繋ぐ
床と壁を、垂直にピッタリと納めるのは難しいもの。
また湿気や温度で収縮する木材同士はあえて隙間を少しあけておくため、そこを巾木がカバーしています。
・役割2:壁の保護
掃除機等が当たりやすく、足元なので、汚れやすい部分に巾木があることで壁が守られています。