メートル法の時代でも根強い存在感を持つ「坪」とは何か?
そして「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」においても土地の面積や建物の床面積は平米で表示することになっています(1平方メートル未満は切り捨てることができる)。
法定計量単位とともに、カッコ書きで非法定計量単位を併記することは認められており、162.29平米(49.09坪)というような表記をすることは可能です。
■ それでも「坪」はどっこい残っている
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1坪=約3.305 785 124平米というのはメートル法万能の時代においては何とも面倒な単位に思われるかもしれませんが、「1坪=畳2枚」という日本人の生活の中から誕生した単位であるため、「坪」は根強く使用されています。土地取引ではほとんどの場合で土地面積の表記で坪数が併記され、販売価格を坪数で割った坪単価も明示されますし、戸建においても土地面積と建物面積の両方で坪数が併記されている事例がかなり多くなっています。
平米よりも坪の方が広さをイメージしやすいという人も多いのかもしれません。
売買仲介の営業にとって担当エリアの土地相場を坪単価で把握しておくことはスムーズに仕事を進めるための絶対条件となります。