メートル法の時代でも根強い存在感を持つ「坪」とは何か?
また戸建住宅においては、延べ床面積である建物面積とは別に地面に接する部分の広さを意味する「建坪」という言葉があり、家の大きさを判断するうえで重要視されています。
■ 「坪」は新築マンションの営業でも重要
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筆者は不動産業界の中でもマンションにかかわっていた時期が圧倒的に長いのですが、新築マンションの場合、販売価格の総額を販売面積全体で割った「平均坪単価」が意外に重要でした。
同じマンションでも広さや階数によって部屋の価格が変わりますが、平均坪単価はそういった要素から独立した共通の物差しになります。
販売価格を他物件と比較することもできれば、新たな物件に値付けをする際の基準にすることもできます。
営業としては「坪〇〇万円ならこれくらいのグレードになる」ということと、「坪〇〇万円までなら売れる」ということを把握しておくことが必要でした。
ちなみに2000年頃神奈川エリアで営業をしていた筆者には坪150万なら手頃なマンション、坪200万以上で高級マンションという感覚が残っていますが、今では全然違うものになっているかもしれません。
■ 平米から坪への換算方法
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