一級建築士に聞く!「設計者」の仕事って設計図を描くだけじゃない!?
私たち設計者の仕事は、大きく分けると2つあります。
ひとつは施主の要望を形にするために建物の図面を描く「設計」という業務。
そしてもうひとつは、図面の指示どおりに現場が進んでいるかを確認する「監理」という業務です。
それらを行ったうえで、私たちがいただく報酬、いわゆる設計料というものがあります。
今回は、設計と監理の仕事についてと、その報酬についてご説明いたします。
■ 意外と知られていない!設計者の仕事の「設計」「」って?監理
「設計業務」は一般的にイメージしやすいと思います。
さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)
施主の要望を聞き、それを設計図に起こし、さらに詳細に見積りをとれる図面、役所に提出できる図面として精度を上げて制作する仕事です。
「監理業務」はわかりにくい部分もあるかもしれません。
簡単にお伝えすると設計図と現場とを照らし合わせる仕事です。
YUMIK / PIXTA(ピクスタ)
そして図面をもとに、どうつくっていくかを現場で考える仕事でもあります。
よくドラマなどで、以下のような場面を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
設計者「こうしたいんです!」