若者の車離れ、テレビ離れが不動産業界に及ぼす影響とは?
■ 2.若者のテレビ離れも相当なものがある
Ushico / PIXTA(ピクスタ)
車離れほど話題になっていないようですが、若者のテレビ離れも相当なものがあるようです。
駅前の不動産会社に勤務していた時、地元のケーブルテレビと提携して「引っ越し時に無料でチャンネル調整をやります」というキャンペーンを展開したことがあります。
kou / PIXTA(ピクスタ)
お客様と日時を打ち合わせたうえで訪問してテレビのチャンネル調整をするというものですが、その際にしれっとケーブルテレビの新サービスを紹介するのが真の目的です。
ケーブルテレビ会社から紹介料がもらえることもあって積極的に告知しましたが、1Kタイプを契約した人の約半数が「テレビを持っていないので別にいいです」と言ってきたのは驚きでした。■ 3.リーマンショックが半年後に筆者の歩合給を直撃
オカキ / PIXTA(ピクスタ)
最後に、世の中の動きが仕事に影響した事例といえば、やはりリーマンショックです。
アメリカの歴史上最大規模の企業倒産であるリーマンブラザーズの経営破綻が発生したのは2008年9月15日でした。
筆者はその頃賃貸マンションの仕事をしていましたが、9月という比較的ヒマな時期であったこともあり、クビになった社員が段ボールを抱えて次々とビルから出てくるニュース映像をそれこそ他人事のように見ていたものです。