新築や改築のタイミングで家具を新しく揃える方も多いと思います。
また、いわゆる「造り付け収納」「造作家具」などと呼ばれる、家の構造と一体になった家具をオリジナルでつくる方法もあります。
見た目がスッキリする、建築時のローンに組み込めるなどのメリットがありますが、注意が必要なものもいくつかあります。
ライフスタイルの変化や様々な事情で撤去するとなると、多額の費用がかかる造り付け家具。
筆者は新築や改築直後の家具のコーディネートをお受けする機会が多いのですが、そんな現場から見えてきた「設置には要注意!」という造り付け家具であるテレビボードについてお伝えしたいと思います。
■ 技術革新の影響が大きい!規格が不安定な「テレビボード」。
Sunrising / PIXTA(ピクスタ)
2003年から2004年にかけては、テレビが大きく姿を変えた時期でした。
従来のブラウン管に代わり、薄型テレビが市場に登場したためです。
大手電機メーカーが次々を新作を投入し、家電売り場があっという間に薄型テレビに埋め尽くされたことを覚えている方も多いでしょう。
そして、家具にも大きな変化が起こります。