基準地価が27年ぶりに上昇!自宅の「地価」も上昇したのか調べる方法
が存在するからです。
ただし、基準地価の動向は土地の取引価格に指標を与えるものとなりますので、一般的には基準地価が上昇すれば実際の取引価格も上昇していると判断できます。
■ 「一物五価」ってなに?
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土地には「実勢価格」「公示地価」「固定資産税路線価」「相続税路線価」「基準地標準価格」という五つの価格があります。
「一つ」の土地に「五つ」の価格があることから、これを「一物五価」といいます。
この中で実際に「売るとき・買うとき」の価格、つまり実際に取引される価格となるのが「実勢価格」です。
一般的に「地価が上昇」といえば、この「実勢価格が上昇」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
公示地価や基準地価、相続税路線価、固定資産税路線価は、一般財団法人 資産評価システム研究センターの「全国地価マップ」で誰でも検索・確認することができ、一般的な土地取引の指標になりますが、これだけでは「実勢価格」の算出はできません。不動産業者なら実際の取引事例などをもとに適正な市場価格(相場)を算出することが可能ですが、不動産業者以外の個人等が正確な取引事例などを入手することは困難です。