マンションの消防訓練実施を経験して分かった意外なシステム5つ
2.実際に119番通報する
消防訓練では管理室の電話を使用して実際に119番通報を実施します。
「はい、消防119番です。火事ですか、救急車ですか」という問いかけに対し、冒頭に「訓練訓練」と2回繰り返してから火災の発生を伝え、そこから実戦さながらのやり取りがなされます。
3.火災報知器のスイッチを押しても警報音が鳴らない!?
kuro3 / PIXTA(ピクスタ)
共用廊下等に設置されている火災報知器のボタンを押せばすぐに警報音が鳴るというイメージがありますが、実際にやってみるとシーンとしたままで、とても慌てさせられました。
全館で一斉に警報が鳴動すると非常階段に人が殺到して危険であるため、例えば7階でボタンが押されるとまず7階住居の室内で警報が鳴動し、そこから時間差をおいて順々に上下階に伝わっていくという仕組になっているのだそうです。
当然ながら管理室では「火事です!火事です!」という警報がけたたましく鳴り響いています。
実際の訓練では警報が最上階まで伝わるのを待っていられないため、館内放送で避難を呼びかけました。
4.火災報知器が作動するとエレベーターが止まる
YNS / PIXTA(ピクスタ)