住宅の構造・工法のメリットとデメリット。理想の家にはどれが最適?
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「ツーバイフォー工法」とは北米発祥の工法で、2×4インチの断面寸法の木材で組んだ枠に合板を合わせて壁をつくる建て方です。
木造軸組工法に比べると、“壁”で建物を支えるため壁の配置量や位置、窓が取り付けられる場所などに制約が出るというデメリットがあります。
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ただ構造が簡単で加工も少ないため、業者による品質の差は少なく、工期が短い点がメリットです。
また、床と天井、壁の箱型で建物を支えるため、地震の揺れに対しそれぞれの面が分散して力を受け止めてくれるため、耐震性が高いといえます。
構造的に隙間がないため、高い気密性・断熱性を持つところも強みです。
しかし、前述の通り壁の位置が決まっていて動かせないなどの制約があるため、将来の増改築を予定している人は施工会社に問い合わせるなど検討が必要です。
■ 狭小地でも広さを生み出す「鉄骨造」
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「鉄骨造」とは、鉄骨でできた柱や梁で骨組みをつくる構造です。
木よりも強度が高いため、柱や梁の間隔を広く取れ、また壁の位置も動かしやすいため、間取りの自由度が高いといえます。