「防火地域」「準防火地域」って?家を建てる時にどんな制限があるの?
ただし、木造2階建ての場合は、外壁や軒裏に防火のための構造を組み込み、火災時の延焼を防ぐ作りにすることが必要となります。
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また、木造3階建ての場合は、外壁の開口部の構造と面積、主な構造の防火措置について、一定の基準を満たした建築物としなければなりません。
■ 「防火地域」と「準防火地域」がまたいでいる場合は制約の厳しい方を採用
「防火地域」も「準防火地域」も境界線があるため、どこかの土地の上でまたいだ状態になることがあります。
例えば土地面積のうち3割が防火地域、残り7割が準防火地域の場合、制約の厳しい方、つまり防火地域が敷地全面に適用されているとして建物の建設を考えます。
また、準防火地域とそうでない地域がまたいでいる場合も、制約の厳しい方として、準防火地域が全面に適用されていると考えます。
ただし、耐火構造で自立できる壁である“防火壁”を設けた場合、そこで延焼を止められるものとして、制限を分割することができます。
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■ 防火についての仕組みを知っておこう
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