くらし情報『「マンションは管理を買え」はやはり厳しい!? 将来は可能になるのか?』

「マンションは管理を買え」はやはり厳しい!? 将来は可能になるのか?

という意味になっているように思います。

その結果、一級建築士や不動産コンサルタントによる「シビアな目でしっかり選べば中古マンションでも良い住まいを手に入れられる」などという記事がネット上で溢れかえっているのが現状です。

しかし、素人が管理の良し悪しを事前に見抜くことなど不可能であることは、これまでしつこいくらい何回も書いてきました。

■ マンション管理をめぐる新しい動き
膨大な資料

CORA / PIXTA(ピクスタ)

マンション管理の現状を把握する際の最も良い資料は管理組合総会で第1号議案となる「事業報告および決算報告」の添付資料です。

中身を理解するためには数字がびっしりと並んだ膨大な量のデータを解読しなければなりません(筆者の住むマンションではA4サイズで40ページ以上になります)。

一般の方の場合は、専門家による説明がなければ内容を理解することは不可能です。

今回、株式会社さくら事務所により、第三者の目で管理会社のサービス実施状況をチェックし改善提案する「管理サービスGメン」が新たにスタートしたそうです。これは、こうしたマンション管理の実情を踏まえたものだと思います。


筆者がフロント業務に従事していた時代、過去の担当者による不適切な業務内容を発見したのは次年度の予算作成のため決算資料を精査している最中が最も多かったと思います。

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