住宅ローンの「延滞率」って?「いくらまで借りられるか」で借りちゃダメ!
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さらにここへ、先述した4の「貸出条件緩和債権額」を加えてみましょう。
「貸出条件緩和債権額」とは、様々な事情によりローンの返済が困難となった場合や大規模な自然災害が発生し被災したことにより、一時的にローンの返済が困難となった場合等に、返済条件の変更などを行ったり、貸出条件の緩和措置等を行ったりしている債権の額です。
住宅金融支援機構によれば、この種類の債権は将来的に延滞が解消する場合も多い(貸倒率が低い)とされていますが、当然この債権にも「延滞」が含まれています。
この債権も加えたリスク管理債権の合計額は1,113億円となり、貸出元金総額に占める比率は「0.75%」となります。
どのような事情があるにせよ、「延滞すること」は精神的な不安や負担が大きいものです。
実際に住宅ローンを返済していく人の目線からみればこの「0.75%」が現実的な延滞率だと感じるかもしれません。
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「0.43%」と「0.75%」という延滞率、みなさんはこの数字を高いと感じるでしょうか?
それとも低いと感じるでしょうか?
どちらにしても、延滞率はこれからも「ゼロ」