100点を目指すと中途半端になる!仕事で成果を出す考え方とは
『問題解決のためのセパレート思考』(鈴木進介著、フォレスト出版)の著者は、さまざまな問題を解決したいときにこそ、「セパレート思考」が絶大な効果を発揮するのだと主張しています。
「セパレート思考」とは、「問題を仕分けする思考法」。
頭のなかが混乱した状態にあるときは、選択肢と情報の「仕分け」(セパレート思考)を行えば、物事の本質が見えてくるという考え方です。
では、どのように「仕分け」を行えばよいのでしょうか?
「100点を取るべき仕事、60点でいい仕事」というページを見てみましょう。
■「100点でなければいけない」は危険
私たちはなにかをする際、すべてに対して全力でがんばろうとしてしまいがち。
それどころか、「100点でなければいけない」という前提で行動し、その考え方に縛られてしまうこともしばしばです。
しかし、すべてのことについて100点を目指すことは、時間の制約がある生活では現実的に困難。
また、必ずしも100点が求められていない場面でそこに固執すると、「行動の第一歩目」が出てこなくなる危険性も。
しかし仕事においては、「こだわること」と「こだわらないこと」を仕分けし、集中すべき領域を設定しなければならないと著者はいいます。